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県知事選2017

川勝知事 浜岡再稼働の不同意明言

川勝平太知事

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 二十五日に投開票された静岡県知事選で三選を果たした川勝平太知事は二十七日、中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働について、今後四年間に中電から同意を求められても同意しない意向を明らかにした。川勝知事が不同意を明言したのは初めて。当選後初の記者会見で述べた。

 川勝知事は「中電から再稼働したいとの要請があっても同意しないということか」との報道陣の質問に、「そういう意味だ」と答えた。さらに「一般論として原発賛成か反対かではなく、中電の浜岡原発についてどう思うかということ」と前置きした上で、「浜岡原発が動くことがあれば、中電がこれまでやってきたことと矛盾する。四年間で同意を求められることはないと思うが(同意を求められたときは)きちっと筋を通して申し上げる」と話した。

 原子力規制委員会の適合性審査に合格すれば再稼働を容認する政府の方針にも言及し、「動かさざるを得ないところと、動かさなくてもいいところがある。中電は原発を持つ九つの電力会社の中で一番原発依存度が低い」と持論を述べた。

 川勝知事は、無所属新人候補と争った今回知事選の選挙戦では、浜岡原発の再稼働は争点とならず、再稼働への同意は「判断しかねる」として明言を避けていた。

 原発の安全規制に関する法的権限は国に一元化されており、知事に再稼働を止める法的な権限はない。国のエネルギー基本計画では「立地自治体等関係者の理解と協力を得るよう、取り組む」とされている。県と地元四市(御前崎、牧之原、掛川、菊川)、中電の三者で結ぶ安全協定には再稼働の事前了解に関する規定はない。

 全国五十四基(廃炉を含む)の原発は二〇一一年三月の東日本大震災後、すべて停止したが、三原発五基が再稼働している。九州電力川内原発(鹿児島県)を巡っては、一六年七月に三反園訓知事が脱原発を掲げて当選したが、その後1、2号機の再稼働を事実上容認した。

 ◇ 

 中部電力本店広報部は二十七日、中日新聞の取材に「会見での知事のご発言の内容の詳細について承知しておらず、コメントできない」と答えた。

(松野穂波)

 

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