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県知事選2017

川勝流に期待と警戒 政党など知事選を総括

 川勝平太さん(68)が溝口紀子さん(45)を破り三選を果たした県知事選から一夜明けた二十六日、政党や支援団体、県内の政令市長が選挙を振り返り、今後の県政運営への注文や期待を寄せた。

◆川勝対反川勝、難しい選挙に 民進県連会長

 川勝さんの三選を支えた民進党県連の榛葉賀津也会長は「川勝対反川勝の構図で、難しい選挙だった。結果的に勝利したが、自民党が早めに統一候補を出し、国政並みの選挙をやれば厳しい結果も予測された」と選挙戦の厳しさを語った。

 選対本部長を務めた県議会第二会派・ふじのくに県民クラブの岡本護会長は「公務がなかなか削れず、厳しいスケジュールだった。静岡市葵区、駿河区で残念ながら負けた。しっかりと分析する」と述べた。

◆しっかりと役目果たせた 連合静岡会長

 川勝さんを推薦し選挙戦を共に戦った連合静岡の池冨彰会長は「民進党などの皆さんと役目をしっかり果たせた結果だ」と評価した。

 選挙戦を振り返り「川勝さんは有権者の言葉を真摯(しんし)に聞いて県の課題を見つけていた。これからの四年間をこの人に託せると確信できた」と意義を語った。

◆是々非々に変わりない 自民県連幹事長

 自民党県連の中沢公彦幹事長は、独自候補を立てられなかったことに「大変残念だし、支持者の皆さんには申し訳ないと思っている」と述べた。

 県連は今回、自主投票とし、一部支部は溝口さんを推薦。党支持層には川勝さんに投票した人もいた。中沢幹事長は「地元密着の政策課題や要望にひたむきにとりくむ中で理解をいただくしかない」と話し、党内の取りまとめに意欲を示した。

 川勝さんへの今後の対応については「待ったをかけるべきものには待ったをかける。これまで通り是々非々に変わりない」と述べた。

 知事選と同じ二十五日に投開票された富士、伊東市選挙区の県議補選で党公認、推薦の候補者が民進党推薦の候補者らに敗れた理由については「知事選に影響をうけたのは否めない。富士市では川勝さんと候補者がセットで街頭演説をするなど、イメージ戦術がきっちりされていた」と分析した。

◆言葉本当か見定めたい 静岡市長

 静岡市の田辺信宏市長は、川勝さんの静岡市葵区と駿河区の得票数が、溝口さんの得票数を下回ったことを重視。「三十五市町ある中で、明らかに静岡市民の民意は違っていた。新知事には重く受け止めていただきたい」と注文した。

 田辺市長は、市長と知事が連携して行政課題に取り組むことを市民が求めているとして「これから前向きに未来志向で連携、協力をしていきたい」と述べた。

 川勝さんが「仏の川勝」と軟化の姿勢を示していることには「言葉が本当なのか、見定めていきたい」と話し「もしけんかをしないとおっしゃっているなら、市に来て、その決意の一端を話していただきたい」と語った。

◆安定の県政評価された 浜松市長

 浜松市の鈴木康友市長は「二期八年の安定した県政が評価された」と述べ、川勝さんの三選を歓迎した。

 県が浜松市西区篠原地区で整備を目指す県営野球場については「候補地の西区や隣接する南区では川勝知事の得票率が県内平均を上回り、現地からは評価されていたのではないか」と分析。「これまで通り知事と連携して、整備を進めていきたい」と話した。

 五割を下回った投票率には「明確な争点があれば、もっと盛り上がったと思う」との認識を示した。

(知事選取材班)

 

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