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県知事選2017

川勝知事3選 溝口氏突き放す

当選確実の一報を受け、花束を手に笑顔で3期目の抱負を述べる川勝平太氏=25日午後8時18分、静岡市葵区のホテルで(立浪基博撮影)

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 静岡県知事選は二十五日投開票され、無所属現職の川勝平太氏(68)が無所属新人でバルセロナ五輪女子柔道銀メダリストの溝口紀子氏(45)を破り、三選を果たした。川勝氏は前回二〇一三年に獲得した百八万票から大きく得票を減らした。投票率は46・44%で前回に続き50%を割った。

 現県政の継続か刷新かが問われ、川勝県政の二期八年への評価が最大の争点になった。川勝氏は民進党県連の支援、連合静岡の推薦を受け、選挙戦を優位に展開した。県総合計画の前倒しでの達成や小中学校の三十五人学級の実践など八年の実績を強調。「静岡県を世界クラスにする」として危機管理や福祉の充実を訴え、手堅く票をまとめた。

 川勝氏は市長とのあつれきが取り上げられた静岡市で溝口氏の得票を下回った。当選確実の一報後、「今回の選挙は難しかった」と振り返った。三期目に向け「東京五輪・パラリンピックやラグビーワールドカップを前に、世界の中で『ふじのくに』の存在感を高めていく」と抱負を語った。

 溝口氏は「反川勝」を掲げる自民党県連約二十支部の推薦を受け、「静岡大刷新」を掲げて選挙に臨んだが、出馬表明が遅く、知名度の高い現職の壁に阻まれ、支持が広がらなかった。

 両候補の主張が分かれた浜松市西区篠原町での野球場の整備計画を除き、中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働問題や人口流出対策など主な県政課題では対立軸が見えなかった。

 当日有権者数は三百六万九百六十五人だった。

(知事選取材班)

 川勝 平太氏(かわかつ・へいた) 1948(昭和23)年8月、京都府出身。早稲田大大学院修了後、オックスフォード大大学院で博士号取得。早大政治経済学部教授、国際日本文化研究センター副所長などを経て、2007年4月、静岡文化芸術大学長。09年7月の知事選で初当選し、13年6月に再選した。小渕恵三元首相が所信表明で使った造語「富国有徳」の生みの親として知られ、小渕内閣に設置された「21世紀日本の構想」懇談会のメンバーの1人。家族は妻貴美さん(69)。自宅は静岡市葵区安東2。68歳。

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