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台風による台船座礁でアサリ被害と提訴 愛知・美浜の漁協組合員

 愛知県美浜町で2015年8月、台風15号の強風により台船5隻が座礁した事故で、アサリの漁場が被害を受けたとして、美浜町漁協の男性組合員4人が、台船を所有する食品加工会社「加藤化学」(同町)に約2300万円の賠償を求める訴訟を名古屋地裁半田支部に起こした。

 訴状によると、加藤化学は事故の前日、トウモロコシを積んだ重量約1000トンの台船7隻を美浜町の沖合約1・5キロの地点に係留。台風15号の強風で5隻が流され、浅瀬に座礁した。

 組合員側は事故で海底が傷つけられたことで、アサリやトリガイなどの漁場面積25〜60%に被害が出たと主張し、事故が起きなければ得られた2年分の利益の賠償などを求めている。

 組合員側は昨年、加藤化学に賠償を求める調停を半田簡裁に申し立てた。簡裁は今年9月、同社に約1300万円を支払うよう決定したが、加藤化学が異議を申し立て、成立しなかった。

 8日に名古屋市内で記者会見した原告の組合員(72)は「傷ついた漁場はまだ完全に回復していない。水揚げも少ないままだ」と述べた。加藤化学は「被害が確認できた漁業者への支払いは完了している。原告の組合員らとも協議を続けたが、安易に示談・調停に応じることはできないと判断した」とのコメントを出した。

(中日新聞)

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