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三重・志摩市などでアコヤガイ大量死 真珠養殖に打撃

 真珠養殖が盛んな三重県志摩市の英虞湾などで、真珠の母貝となるアコヤガイが大量死し、養殖業者らに深刻な打撃を与えている。県水産研究所(志摩市)によると、貝殻の内部を覆う外套膜が縮んで死んでしまう現象だが、栗山功・主幹研究員(47)によると「原因も具体的な被害状況も把握できていない。疾病の可能性も視野に入れ、対策の手掛かりを調べる」と話した。

 7月中旬から研究所には真珠養殖業者から「貝が死んでいる」との報告が入り始めた。7月末に研究所が実施したアンケートでは、回答した約8割の業者が被害を認め、英虞湾と志摩市に隣接する南伊勢町の阿曽浦で大量死が確認された。

 栗山研究員によると、外套膜が縮んでしまう現象は、水温が低くなる冬場に起こりやすいとされるが、過去十数年のデータでは大量死はなく、夏場の発生は初めて。

 生き残った母貝も真珠の品質に影響する恐れがあり、今冬の生産減に直結する。さらに、稚貝の突然死も多数見られ、来年以降の母貝不足の懸念から「休業せざるを得ない生産者が出るかもしれない」という。

 鈴木英敬知事も2日の定例記者会見で「極めて重大に受け止めている」と危機感を示した。

(中日新聞)

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