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美浜原発で住民避難訓練、福井 30キロ圏の7000人参加

 関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)が再稼働した場合の重大事故を想定した福井県の原子力総合防災訓練が31日、実施された。30キロ圏の住民約7千人が参加し、屋内退避や県内外への避難を実施。原発が集中立地する同県の嶺南地域に加え、原発のない嶺北地域の住民も今回初めて参加した。

 訓練は、若狭湾を震源とする震度6弱の地震があったとの想定で30日に開始。31日は、美浜3号機から放射性物質が放出され、30キロ圏の住民の避難が必要になったとの想定だった。県や内閣府など約100機関の職員ら1800人も参加した。

 美浜原発近くの半島部の集落からは、自衛隊のヘリや海上保安庁の船が住民を移動させた。小浜市と若狭町の住民は、バスなどで百数十キロ離れた兵庫県の豊岡市と加西市まで避難。越前市など嶺北3市町の住民は、別の嶺北の市町に移動した。甲状腺被ばくを防ぐ作用のある安定ヨウ素剤の配布や、通過車両の放射線量を調べるスクリーニング・除染の訓練もあった。

 終了後の講評で、杉本達治知事は「昨年の反省点を一つ一つ解決するつもりで行った。今回も反省点が出てくると思うが、国の方で策定している(美浜原発の)広域避難計画の中で生かしてもらいたい」と話した。

 美浜3号機は1976年に営業運転を開始し、東日本大震災後の2011年5月から停止している。原発の運転期間は原則40年だが、16年に原子力規制委員会から新規制基準への適合と20年間の運転延長認可を受けた。現在は20年7月の完成を目指して安全対策工事中で、関電はその後の再稼働を目指している。

(中日新聞)

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