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落語「てんしき杯」中止 岐阜・全国学生戦、責任者不祥事で

 毎年夏に岐阜市で開かれる学生落語王者決定戦「てんしき杯」が、今年は中止されることが分かった。実行委の男性責任者が4月下旬、女性に付きまとい行為をしたとして岐阜県迷惑防止条例違反の罪で岐阜地検に在宅起訴され、実行委は「関係者に多大なご迷惑をおかけした」と謝罪。今後の開催も白紙としている。

 実行委は、今月13日付のブログで中止の方針を発表。主催者を代えて開催を求める声もあったというが「マイナスイメージを引きずったままの開催は、出場する学生にも申し訳がたたないと判断した」と説明した。

 てんしき杯は2010年、岐阜県内などで落語会の企画運営を手掛けていた男性責任者が、学生から「じっくり落語を聞かせる大会を」との要望を受けて初めて開催。昨年8月の第9回では、全国36大学の学生約120人が一般客の前で落語を演じ、プロの落語家らの審査を受けた。

 岐阜市は落語の祖とされる江戸時代の僧侶、安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)の出身地とされ、落語イベントが盛ん。てんしき杯は、毎年冬に市などが開く全日本学生落語選手権「策伝大賞」と並び、全国の学生落語家が話芸の頂点を目指すコンテストだった。

 地元、岐阜大の落語研究会にかつて所属していた女性は「学生が目標にし、けいこに励む大事な大会。全国から若者が集まり、地元への経済効果もあったので中止は残念」と話した。

(中日新聞)

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