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元名大院生「アカハラ被害」訴え 名古屋地裁に賠償請求

 十分な指導を受けられないといったアカデミックハラスメントに遭い、博士号を取得できなかったなどとして、名古屋大大学院医学系研究科(名古屋市昭和区)の大学院生だった30代の男性が、指導者の50代の准教授と名大に、560万円の損害賠償などを求める訴えを名古屋地裁に起こしたことが分かった。14日に第1回口頭弁論があり、名大側は争う姿勢を示した。

 男性は2017年、名大のハラスメント防止対策委に調査を申し立て。同委は男性が貢献した研究論文で、男性の名前が共著者から削除されたことをハラスメントと認定し、学長に准教授を厳重注意するように勧告していた。

 訴状によると、男性は12年4月に、研究者への道を目指すため医学系研究科の博士課程に入学。呼吸器系の男性准教授が指導役となった。男性が准教授の実験の進め方などに疑問を呈したことで、人間関係が悪化。博士論文の作成に向けた質問に具体的な回答がないなど不十分な指導の結果、博士号の取得を逃したと主張している。

 男性は、16年の退学後も名大に客員研究員として残り、博士号取得を目指しているが、現在も論文は完成していないという。名大広報室の担当者は「係争中のため、コメントを差し控える」と述べた。

(中日新聞)

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