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勇ましく「オンスイ」 南信州に春告げる「時又初午はだか祭り」

 南信州に春の訪れを告げる「時又初午はだか祭り」が10日、長野県飯田市時又の時又港であった。さらしを巻いた男衆らがみこしを担いで天竜川に入り、無病息災や地域の安全を願った。

 鎌倉時代から続く伝統行事。当時の領主・小笠原長清が戦勝に感謝し、戦死した兵士の慰霊のため長石寺に木馬を奉納したのが由来とされる。

 時又をはじめ飯田下伊那地域から集まった約90人の担ぎ手は、神馬やだるま、たるなどをかたどったみこし6基を担いで長石寺を出発。子どもみこし3基とともに地区内を練り歩いた。

 一部のみこしには、8年前に起きた東日本大震災の復興を願い「祈る 震災復興」「三月十一日 わたしたちは決してわすれない」と書かれた幕が掲げられた。

 鈴岡太鼓の勇壮な演奏が響き渡る中、みこしを担いだ男衆らは勢いよく天竜川の中へ。雪解け水の影響で、この日の水温は4度。男衆らは寒さをものともせず「御水(おんすい)、御水」と威勢のいい掛け声で祭りを盛り上げた。

 保存会長の伊原聰さん(72)は「平成は災害の多い時代だった。災害があると祭りもできないので、次の時代は災害のない平和な時代を願うばかり」と話した。

(中日新聞・寺岡葵)

「御水」と叫びながら、みこしを担ぎ天竜川に入る男衆ら=長野県飯田市時又で

「御水」と叫びながら、みこしを担ぎ天竜川に入る男衆ら=長野県飯田市時又で

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