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福井ユナイテッドFC

福井ユナイテッド旗揚げ 「サッカー通じ幸せを」

予算1億円「めど立つ」・株主募集有料会員

設立会見に笑顔で臨む吉村一男代表取締役(右)と仲倉典克会長=26日、福井市の県サッカー協会事務局で(蓮覚寺宏絵撮影)

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 サッカー北信越一部リーグのサウルコス福井を引き継ぐ新会社「福井ユナイテッド」の吉村一男代表取締役(62)が二十六日、福井市の県サッカー協会事務局で設立会見に臨んだ。チーム名を「福井ユナイテッドFC」に変更し「サッカーを通して、幸福度ランキング1位の福井ならではの幸せを県民の実感につなげる」と旗揚げを宣言した。 (谷出知謙)

 会見には、協会の仲倉典克会長も同席。ホームグラウンドは坂井市のテクノポート福井スタジアムとし、ロゴやエンブレムを公募する考えを示した。チームカラーについて、吉村氏は「日本海の濃い青、東尋坊にぶつかる波の白など、福井らしい色を使えたら」と話した。

 ゼネラルマネジャー(GM)にJクラブでチーム運営経験のある服部順一氏が就任。事務局にもJクラブ経験者を招いた。二〇二〇年に日本フットボールリーグ(JFL)に参入し、遅くとも北陸新幹線敦賀開業の二三年にJリーグ昇格の目標を描く。

 国内外のサッカークラブの成功例などを集めて運営に還元していく計画。吉村氏は「JFL以上のチームがない県は福井、和歌山、高知の三つだけ。後発県として先行事例を十分検証し、福井にどう合うかをアプローチしたい」と語った。

 新チームは二月一日に練習を開始。三月二十四日の全日本選手権県代表決定戦の準々決勝が初の公式戦となる。

 吉村氏は福井市出身で、コンサルティング会社を経営。藤島高サッカー部時代の恩師や知り合いらが新会社設立に携わっていたことから「このチームなら」と参画を決めた。シンガポール在住。

 旧経営母体のNPO法人が資金難に陥り、クラブ運営の難しさを露呈した。その反省を踏まえ、福井ユナイテッドの吉村一男代表取締役は断言した。「これまでとは、かなり違う運営をする」

 年間予算は約1億円を見込み、安定した経営の土台を築くため株主を募る。個人は1口50万、企業は同250万円。「みんなで支える」ためいずれも2口を上限とし、個人が50人、企業は20〜30社を目標にする。

 さらに個人、企業の有料会員を募り、収入の中心に置く。希少性のあるグッズの購入や家族3世代での観戦など、会員のメリットをNPO時代よりも高めていく考えだ。年間2億円の事業収入を目指す。

 新会社は設立準備期間が選手の契約更新時期と重なり、チーム運営に確固たる見通しが立っていないとみられるが、吉村氏は「(年間予算の)1億円は十分めどがたつ」と強調した。

 全く新しいチームをつくれば、県3部リーグからのスタートとなり、Jリーグ参入まで最低5年超かかる。その状況は回避したが、今季は選手の3割が入れ替わり、主力選手も退団した。健全な運営のためにも、北信越リーグでは勝利しか求められない。いばらの道は続く。

 

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