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クマ 大量出没の恐れ 餌のブナ、ミズナラ凶作

クマ大量出没に備えて対応を確認するメンバーら=大野市の結とぴあで

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大野で対策連絡会

 今年はクマの餌となるブナ、ミズナラ、コナラのドングリが凶作で、県内でクマの大量出没の恐れがある。県などは集落内のカキやクリの早めの収穫や生ごみの適正処理などクマ対策を求めている。

 大野市の結とぴあで十八日に開かれた市のツキノワグマ出没対策連絡会で報告された。県自然保護センターの担当者が、八月九日〜九月一日の間の十四日間に県が県内で行った作柄調査で、ブナとミズナラが四段階評価で最悪の凶作、コナラが二番目に悪い不作だったと報告。県内全域でクマ大量出没の恐れがあり、奥越などブナとミズナラが分布する標高が高い地域はさらに注意が必要とした。大量出没した二〇〇六年度、一〇年度、一二年度の大量出没年はブナとミズナラが凶作または不作で、今年は同様の傾向だという。

 大野市での今月の出没は十三日現在で一件だが、市の担当者は〇六、一〇、一二年度はいずれも九月と十月に出没件数が急増したと説明。地元の猟友会は、「和泉地区で中部縦貫自動車道の建設業者が山際で頻繁に目撃している」と大量出没の兆候が出始めていると指摘。例年二十日ごろから出没が増えることから、二十一〜二十三日の三連休は市民だけでなく観光客への注意喚起が必要との意見があった。

 市は、登山やキノコ狩りで山に入る時には出合い頭にクマに襲われないよう音の出るものを携行したり、田畑に野菜や生ごみを放置しないなどの対策をまとめたチラシを全戸配布し、電気柵を集落侵入対策に役立てるため十一月中旬まで設置するよう呼び掛ける。 (山内道朗)

 

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