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イチョウの精子観察 坂井 高校生、生命科学学ぶ

イチョウの精子を見つけようとギンナンを切り取って顕微鏡で観察する生徒たち=坂井市の県教育総合研究所で

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 観察が難しいとされる「イチョウの精子」を見つけようと、高校生対象の生物講座が、坂井市の県教育総合研究所で開かれた。生徒たちはギンナンを切り分けてイチョウの精子が成熟する過程を顕微鏡を使って観察した。

 世界で初めてイチョウに精子が存在することを発見した福井市出身の植物学者、平瀬作五郎(一八五六〜一九二五年)の資料が県に寄贈されたことにちなみ、高校生に生命科学への関心を広げてもらおうと、県教育総合研究所が実施。藤島、鯖江、敦賀、大野など県内七校から約二十人が参加した。生徒たちは、講師の福井大客員教授の前田桝夫さんや藤島高元教諭の富永英之さんの助言を受けながらギンナン内部の薄皮をガラス片に乗せて顕微鏡でのぞき、精子になる前の「精母細胞」などを観察した。

 前田さんらによると、イチョウの精子は九月上旬の短期間にギンナンの中に一瞬現れるだけで見つけること自体難しく、らせん状のべん毛を動かして車輪のように見えるという。

 武生東高二年の中嶋華夏乙(かなお)さんと宇野友起晃(ゆきこ)さんは「神秘的な植物で感動した。将来は研究者になれたら」と熱心に取り組んでいた。 (藤井雄次)

 

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