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県立大海洋生物資源学部  増養殖学科 人材を育成

 県立大は二〇二二年四月、海洋生物資源学部に「水産増養殖学科」(仮称)を新設する。嶺南地域の新たな地場産業の創出や、世界的に高まる増養殖ニーズに応える人材を育成する。県によると、水産増養殖に特化した学科は国内で初めて。

 水産物の需要が拡大する一方で、乱獲や気候変動などで水産資源は減少。品質が高く安全・安心で安定供給できる増養殖への期待が高まっている。嶺南地域では、リアス海岸を生かした水産業が盛んだが、生産量はピーク時より落ち込み、高齢化などで就業者も減少傾向に。もうかる水産業への転換や、担い手の人材育成が求められていることなどが設置の背景にある。

 学生たちは大学内にとどまらず、県内の養殖場や水産関連施設などでも実践的に学ぶ。県立大海洋生物資源臨海研究センター(小浜市堅海)に隣接する県水産試験場の技術者との交流や共同研究なども想定する。卒業後の就職先は、養殖業や関連する機械や資材、餌料会社、漁業協同組合、食品製造・加工、商社などが想定され、養殖で起業することも考えられる。

 開設に向けて、同臨海研究センターに隣接する県水産試験場の敷地内に講義室や実験室を備えた学科棟と、培養・飼育スペースなどのある実験棟を整備する。小浜キャンパス(学園町)内にも、講義室を備えた学科棟を新築する。二〇年度に学科棟の基本設計と実施設計を行い、二二年度中の完成を目指す。新学科の学生たちは、一年次は永平寺キャンパス(永平寺町)で一般教育科目を受講し、二年生になる二三年度から完成した施設を拠点に学びを深める。

 海洋生物資源学部は、海洋生物資源と水産増養殖(仮称)の二学科となる。新学科の入学定員は三十人。 (清兼千鶴)

 

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