トップ > 日刊県民福井から > 福井発 > 記事

ここから本文

福井発

合宿誘致、プロチーム支援 スポーツでまちづくり

福井国体のサッカー競技でスタンドを埋めた観客。「県民チーム」を認定し、県民の応援機運を高めて福井をアピールする=2018年10月3日、坂井市のテクノポート福井スタジアムで

写真

来月に新組織設立 

 二〇一八年の福井国体後に模索してきた「スポーツによるまちづくり」が本格的に始動する。県が主導し、三月に市町やスポーツ団体、報道機関などと連携して「地域スポーツコミッション」を設立。合宿誘致やイベント支援、プロチーム支援、総合情報サイトの設立、フルマラソンの開催などに取り組むため、県は二〇年度当初予算案に事業費四千万円を計上した。 (藤共生)

 具体的には、全国規模の大会やリーグに参加する県内トップチームを「県民チーム(仮称)」に認定し支援する。福井ワイルドラプターズ(野球)、福井ユナイテッドFC(サッカー)、福井丸岡RUCK(フットサル)、北陸電力ブルーサンダー(ハンドボール)、福井クラブ(ホッケー)などが対象となり、統一した名称を付けて存在感を示す計画。

 認定チームは、アウェーゲームや会員制交流サイト(SNS)などで県内の観光地をPR。県はホームゲームの入場者数が増加すれば、観客一人当たり千円の運営支援を行う。福井ユナイテッドFCの服部順一ゼネラルマネジャーは「福井県がスポーツの可能性に価値を見いだしてくれた。ここからスタートだが、本当に大きな一歩だと思う」と評価した。

 新たな事業を企画してスポーツを通じたまちづくりを行うモデル的な市町を三年間、集中的に支援する。「サッカーのまち」などと全国的に認知される市町の誕生を目指す。また、競技団体が独自に企画するイベントや大会の開催も最大三年間支援する。いずれも二三年の北陸新幹線開業を目がけて、機運を盛り上げていく狙いだ。

 三年後のフルマラソンの開催も計画。場所と時期は未定だが、十三日の会見で杉本達治知事は「三年後は十分可能なタイミング。たくさんのお客さんが来るし、前泊もする。県民も楽しみに練習し、ボランティアもある。交流人口拡大とスポーツ熱の高まりを目指していく」と期待を込めた。

 スポーツコミッション スポーツと地域資源を掛け合わせ、まちづくりや地域活性化につなげる取り組みを推進する官民組織。▽スポーツへの参加や観戦を目的とした旅行の案内▽地域外から参加者を呼び込むスポーツ大会・イベントの開催▽大規模なスポーツ大会の誘致▽スポーツ合宿・キャンプの誘致−などを行う。スポーツ庁が設置を進めており、昨年10月時点で全国で118団体が設立された。県単位では福井が14例目となる。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索