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Doctor's TALK 2019 「第7回 中日健康フェア2019 病気を知ろう、元気を学ぼう。」 企画・制作/中日新聞広告局

9月15日(日)16日(月・祝)、名古屋スパイラルタワーズにおいて「中日健康フェア2019」が開催されます。
これに先立ち、注目の高い講座について、講師の先生にお話を伺いました。
今回は足の静脈にコブができ、悪化すれば日常生活が損なわれる「下肢静脈瘤(りゅう)」についてです。

悪化する前に
適切な診断と治療を!

いわた血管外科クリニック 院長
岩田 博英先生

岩田博英先生

 血管には全身に酸素と栄養を運ぶ動脈と、送り込まれた血液を心臓に戻す静脈があります。血液を高い圧力で送り出す動脈と違って静脈の流れは弱く、特に足から心臓へと重力に逆らう流れを作るため、ふくらはぎの筋肉がポンプのように静脈血を送り返す役割を果たすとともに、静脈血が逆流しないための「弁」が備わっています。

 この弁が、加齢や出産、長時間の立ち仕事などで機能が低下したり、壊れてしまうことで静脈血が逆流して滞り、皮膚に近い部分の静脈がコブのように膨らむのが「下肢静脈瘤(りゅう)」です。家族に症状があるとできやすい遺伝的な要因があることもわかっています。

 下肢静脈瘤は命に関わる病気ではありませんが、進行すると皮膚が硬くなったり、黒く色素沈着を起こすことで足の美容が損なわれ、心理的な負担になります。また、悪化すれば皮膚が破れて出血する潰瘍(かいよう)ができ、日常生活にも支障が生じます。

 大きい静脈瘤の場合は、居所麻酔でカテーテルを入れ、レーザーで内側から熱を加えて逆流を止めます。これは保険適用となり、日帰り手術で済みます。早期の手術ならすぐ日常生活に戻れますが、悪化してからだと炎症が治まるまで手術ができなかったり、色素沈着が戻らないこともあります。一方、細い血管にできる「クモの巣状静脈瘤」は、血管内に薬剤を注入したり、外からのレーザー照射で治療することができます。

 適切な治療法は静脈瘤の種類によって異なり、早期であれば治療後の経過も良好です。早めに専門の診療科である「血管外科」を受診し、適切な治療法を選択してください。

中日健康フェア2019

9/15(日)・16(月・祝)9:30~17:00
名古屋医専 総合校舎スパイラルタワーズ

岩田博英先生の講座は
下肢静脈瘤の治療法 ~足、気になっていませんか~

事前申込制

9月15日(日)

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