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新聞が導く豊かな人生 中日新聞の人材研修 ビジネストレーニング「ビズトレ」

タイトル

「ビジネスライフを活性化させる」ための
「biz活」シリーズ

オンライン講演会 第2弾

どうしたら活き活きと働けるのか、ビジネスライフを活性化させるヒントを探るセミナーです。オンライン講演会では、主に東海地方の企業経営者が、これから社会に出る学生たちやビジネスの最前線で働く人たちに向けて語ります。経営者や管理職にとっても、企業経営や労務管理の拠り所になる内容です。シリーズで提供します。

講座詳細

井村屋グループ初の女性社長となった中島さんは、消費者目線を重視した市場拡大とともに、女性が活躍できる企業変革にも取り組んできた。
性別にとらわれず、個性や能力を重視する「ジェンダーフリー」こそが、企業を成長させる推進力になることを、自らがリードしてきた人材育成の経験を基に語ります。

講  師

講  師中島 伸子(なかじま・のぶこ)

中島 伸子(なかじま・のぶこ)

1952年新潟県新井市(現妙高市)生まれ。大学時代に北陸トンネル列車火災事故に遭い教師の道を断念。1978年に井村屋製菓㈱(現井村屋グループ)に入社後、経理事務アルバイトから営業に抜擢される。1998年北陸支店長を皮切りに関東支店長、副会長などを歴任し2019年井村屋グループ初の女性社長として就任。

日  時 2022年5月28日(土)
14時~15時30分
申し込みは5月21日(土)まで
参加方法 ZoomのWebinarを使用したオンラインライブ講演会
参 加 費 一般1500円、
学生無料

※翌日から7日間聴講できる見逃し配信も行います。

後  援 三重県 三重テレビ放送 三重エフエム放送 
日本青年会議所東海地区協議会

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それぞれの「プラス1」育てる 中島伸子・井村屋グループ社長インタビュー

 あずきバー、肉まん・あんまん、やわもちアイス…。数々のヒット商品で知られる井村屋グループを率いる中島伸子社長(69)の信条は「プラス1(イチ)」。若い中島さんの人生を変えた大事故の後、父がくれた言葉だ。「辛いという字に一という横棒を加えれば幸せになる」。中島さんは、同社で女性初の輝かしいキャリアを積む一方、辛酸もなめてきた。それでも「事故で亡くなった人の分までしっかり生きる」と前を向き、歩んできた。社員が性別や国籍にとらわれず、それぞれの強みを生かし、活躍できる会社を目指す。

■父からの手紙

 1972年11月6日、19歳の学生だった中島さんは、帰省のために急行「きたぐに」に乗っていた。幼い男の子3人を連れた母親が席を空けてくれた。北陸トンネル(福井県)に入ると「ガターン」と音がして、車内が真っ暗になった。隣の食堂車から猛烈な勢いで火が出てきた。逃げようとする中島さんに、母親が泣きながら「この子だけ連れて逃げて。跡取りだから」と5歳の子を託してきた。

 「お母さん、お母さん」。嫌がる男の子の手を引き、列車から外へ飛び降りた。その瞬間、握っていた小さな手が離れた。男の子の名前を呼びながら、中島さんは煙を吸って意識を失った。

 乗客ら30人が死亡し、700人以上が負傷した北陸トンネル列車火災事故。あの母子4人も亡くなった。煙を吸った中島さんの声は出なくなった。「声帯がまひしている」と診断され、「声を使う職業は無理」と宣告された。目指していた教師の夢は閉ざされた。

 打ちひしがれた中島さんは、無口で厳しい父から、生まれて初めて手紙をもらった。自分の部屋で開いて読んだ。「辛いという字に一という横棒を加えれば幸せになる。マイナスに縦の一本を足せばプラスになる。他の人と違う君だけのプラス1を身につければ、道は見つかる」

 自分の「プラス1」って何だろう。中島さんの模索が始まった。話さなくてもできる仕事を探し、いろんな資格を取得した。校正士、編み物の先生…。「亡くなった4人の分までしっかり生きる。一生働き続ける」と決めていた。結婚する時、夫と交わした唯一の約束は「ずっと働かせてほしい」だった。

■「女性を寄こすなんて」

 近くに井村屋の関連会社があり、アルバイトとして働き始めた。高音は戻らなかったが、声は少しずつ回復した。アルバイトから正社員に登用され、営業で頭角を現し、45歳で北陸支店長に昇進する。「女性支店長として、かわいがってもらえた」

 しかし、そんな相手ばかりではない。ある取引先へあいさつに行った時、社長から痛烈な言葉を浴びせられた。「用事ない。女性を寄こすほど低く見られてるのか」。その日、事務所には入れてもらえなかった。「どうしてやろ」。帰り道で涙が出た。「でも一生働き続けるなら、これをクリアしないといけない」。トイレに入って、顔を洗った。翌日は早朝から相手先に行き、社長を待った。ようやく事務所に入れてくれた社長は、中島さんの抱える課題の核心を突いてきたという。「女性は経済に疎い。経営者はそれではダメだ」

 女性がみんな、経済に疎いわけではない。しかし中島さんは、自分の課題として素直に受け止めた。「確かにそうだ」。幅広い知識が得られる消費生活アドバイザーの資格を取得。また支店長として接待する時、カラオケで歌えない代わりに手品を学んだ。

 こうした努力が、自分を奮い立たせる「プラス1」になった。中島さんは振り返る。「事故に遭ったマイナスをどうしたらプラスに変えていけるか、切り替えるためにいろんなことにチャレンジした」。3人の子を育てながら、夢中で働いた。夫は全く反対しなかった。

■「評価はお客さんに聞け」

 そんな中島さんを厳しく励ましてきたメンターは、浅田剛夫会長(79)。中島さんは50歳で関東支店長になった時、指示通り動かない部下たちに悩んだ。「だから田舎の支店長は嫌なんですよ」と、手厳しい言葉もぶつけられた。そこで部下たちに、自身の評価をアンケートした。1が「ダメ」、2が「少しダメ」、3が「普通」、4が「少し良い」、5が「良い」の5段階評価。結果は、ほとんどが1か2だった。「匿名なのに、記名してきた人もいた」 

 ショックを受け、当時専務だった浅田さんに辞表を出す。浅田さんは叱った。「何言っとるんや。評価はお客さんに聞け」。その場を後にした中島さんは、階段で一人泣いた。「お客さんのことを忘れていた。目が覚めた」

 その後、常務に昇進した中島さんは、浅田さんと共に人事制度改革や人材育成に注力した。「当時、一般職は管理職になれなかった。でも、ものすごく優秀な一般職の女性がたくさんいた」。どんな人でも管理職や役員を目指せるよう、人事制度と給与体系を一本化する改革に取り組んだ。

 「逆差別だ」。女性だけの研修を始めると、社内から不満が上がった。当時社長だった浅田さんに相談すると、さらりと返された。「今まで遅れていた分のスピードを上げるだけや」。これまでに92人が研修を受けた。役員15人のうち女性は4人だが、将来の役員候補である女性管理職の比率は2019年4月時点の7.0%から、22年4月には13.8%(2022年4月)と、わずか3年で着実に高まった。

 経営会議で、会長の浅田さんは自分の意見を先に言わず、社長の中島さんを最初に指名する。「最初だから、他の人の意見を聞けない。自分の意見を言うしかない」。中国、米国、マレーシアに海外拠点を持ち、得意の「和のアイス」などで海外市場に挑んでいる井村屋。現地では外国籍社員も採用する。「日本のあうんの呼吸は通用しない。新しい、人と違う意見が大事」。目の前の仕事に加えて、新しいことを身につければ、物の見方が広がる。多様な視点が、ビジネスのチャンスをつかむ。

 通信教育などで資格を取り、それぞれの「プラス1」を身につける社員が増えてきた。「他人との競争ではなく、自分の人生のチャレンジ。支店の社員が、大手ビジネススクールで自主的に勉強している」と中島さんは目を細める。性別も国籍も超え、それぞれの「プラス1」が、会社のエネルギーになっている。

井村屋・初の女性工場長 田中さん 性別関係なく能力磨ける

 食品メーカー大手の井村屋グループ(三重県津市)が、性別にとらわれない「ジェンダーフリー」の人材育成を進めている。中島伸子社長(69)の取り組みを象徴する人事として、主力のアイスデザート工場に今月、初の女性工場長が誕生した。田中規美子さん(50)は、中島社長に背中を押してもらった経験を振り返り、「自分がロールモデルとなり、女性が上を目指せる工場にしたい」と意欲を燃やす。(今村節)

 「あずきバー」などの看板商品を作るアイスデザート工場は、10~60代の男女66人が働く。これまで工場長は男性の「指定席」。重い機械を動かすオペレーターを女性が任されることは少なかった。「補助具を使うとか工夫すればいいだけ。風土を変えたい。意見を聞き、働きやすい工場にしたい」と田中さん。

 2回の出産・育休を経て41歳で管理職(課長代理)に昇進すると「高卒で管理職ができるか」と不安に。そこで、井村屋グループで「女性初」のキャリアを積み重ねてきた中島社長(当時は専務)に相談。「性別や学歴は関係ない」と励まされ、田中さんは「みんなを引っ張っていこうという意識に変わった」。

自身の経験などを話す井村屋アイスデザート工場の田中規美子工場長=三重県津市で

 井村屋がジェンダーフリーに力を注ぐのは、商品開発に女性目線が必須であり、企業の成長には欠かせないから。陣頭指揮を浅田剛夫会長とともに執ってきたのが中島社長だ。

 中島社長はアルバイトとして入社後、営業に転身。子育てをしながら昇進を重ねる一方で、女性ならではの苦労を味わってきた。

 専務時代の2015年には、多様な人材を管理職に登用するため、3つあった人事コースを総合職に統一し賃金体系も一本化。将来の女性幹部候補を育てるため、女性だけの研修を進めてきた。

 女性管理職比率は今月1日時点で13.8%に上り、「23年度に15%以上」とした中期目標は達成できる見通し。東海3県の平均値(帝国データバンク調査、21年)は愛知8.5%、岐阜7.7%、三重9.1%で、これを上回る。

 男性中心だった開発職も女性が増え、男女比率はほぼ同じ。20年度の男性の育休取得率も42%に高まった。「性別も学歴も国籍も関係なく能力を磨ける」と田中さん。「学び続け、視野を広げたい」と先を見据えた。

2022.4.15 中日新聞朝刊 地域経済面より

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