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静岡ニュース

新議員12人に聞く

 衆院選の県内八小選挙区と比例代表に重複立候補し、いずれかで当選した十二人は、原発、憲法という大きな政治課題に、どう向き合おうとしているのか。本紙の候補者アンケートを基に、衆院議員となる十二人の立ち位置を再確認した。

◆<原発>大半は「廃炉目指す」

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 設問「将来、原発をどうすべきだと思いますか」の答えから、廃炉に最も積極的と見える「できるだけ早くゼロに」を選んだのはいずれも自民の上川さん、望月さん、吉川さん、城内さん、塩谷さんの五人。

 個別にみると「ゼロを目指し新エネルギー開発を推進」(上川さん)「再生可能エネルギーに転換すべきだ」(吉川さん)から、「安全性の確保が最重要。ゼロや期限は二の次」(城内さん)「ゼロは目標。国民生活の維持発展前提」(塩谷さん)まで温度差もある。

 「二〇三〇年代より早くゼロに」は維新の鈴木さん、みんなの小池さん、民主の渡辺さんの三人。民主の細野さんは「三〇年代にはゼロに」。

 「減らしても残す」と原発存続を明確に打ち出したのは自民の勝俣さんだけ。あてはまる回答がないとした自民の井林さん、宮沢さんを除く十人中九人が「ゼロに」でほぼ同じ方向性を示しており、回答を見る限り、大半は廃炉を目指していると映る。

◆<憲法>「改憲を容認」は8人

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 米国の軍事行動に自衛隊が加わることを可能にする集団的自衛権。その行使を認めるか否か。十二人中十人が「認める」と答え、うち八人は改憲も唱える。「自衛隊の役割を条文に明記すべきだ」(望月さん)「対等な日米同盟構築のため」(城内さん)などが理由だ。

 「認めない」は自民の上川さんと、民主の細野さん。「東アジア情勢を冷静に見極めるべきだ」(上川さん)「行使は憲法上許されないと理解」(細野さん)と、護憲の立場が明確だ。

 改憲せずに認めると答えたのは維新の鈴木さん、民主の渡辺さん。「平和憲法の理念は堅持しつつ、国際情勢の変化に対応」(鈴木さん)「周辺事態に限定し、米国への『自動協力』としない」(渡辺さん)と護憲は崩さず、現実的に対応したいとの考えがにじむ。

 ◇小選挙区当選者

上川 陽子 59 自元<4>

井林 辰憲 36 自新<1>

宮沢 博行 37 自新<1>

望月 義夫 65 自<前><6>

細野 豪志 41 民前<5>

渡辺  周 51 民前<6>

城内  実 47 自前<3>

塩谷  立 62 自<前><7>

 ◇比例東海当選者

小池 政就 38 み新<1>

鈴木  望 63 維新<1>

吉川  赳 30 自新<1>

勝俣 孝明 36 自新<1>