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静岡ニュース

8区の5候補 雨中の街頭走る

 衆院選の選挙戦最終日の十五日、静岡県内の小選挙区候補者は雨の中、朝から中心街や住宅街に繰り出した。劇的な政権交代から三年余。原発政策や消費増税、景気対策に安全保障など国政の課題は限りない。各候補が最後の最後に訴える言葉とは。走り回る8区の五人を追った。

 「民主党政権でガタガタになった政治に審判を下し、まっとうな政治を取り戻す」。自民前職の塩谷立さん(62)は、浜松市内のスーパーマーケット前などに立ち、国民の信頼を回復する選挙だと訴えた。十二党が乱立した戦いにも「どの政党が真剣に対応できるか考えてほしい」と強調した。

 未来新人の太田真平さん(26)は同市中区の住宅街で「既成政党にみなさんの命、暮らし、未来は守れない。一人一人の力であす、日本の未来を切り開きましょう」と力説。コンビニ店前でビールケースに上り、黒のスーツを雨でぬらしたまま「未来を変えよう」と、道行く車に連呼した。

 「自民党や日本維新の会は、改憲を主張している。それは多くの人が望む日本の姿なのか」。同市中区の選挙事務所でこう語ったのは民主前職の斉藤進さん(42)。「私は安心して暮らせる社会を目指し、最後の最後まで戦い抜く」と話して選挙カーに乗り込み、遊説に出発した。

 共産元職の平賀高成さん(58)はJR浜松駅前などで「福島では今も十六万人が避難生活を送っている。ただちに原発ゼロにするのが最も現実的な決断」と主張。「有権者も迷っており、これまでの選挙とは違う。財界や米国の言いなりの政治を変えたいという思いに応えたい」と話した。

 維新新人の源馬謙太郎さん(39)は同区の中心街で、大型商業施設の開店を待つ人だかりを前に演説。「今までの政治を続けるのか、三年前の政治に戻して子どもたちにつけを回すのか、それとも政治を変えるのか」と問い掛け、「改革をやらせてください」と声を張り上げた。