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静岡ニュース

小選挙区候補の動きを追う 7区、8区

◆論戦激化 自民手応え 7区

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 北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射した十二日、城内実さんは湖西市での決起大会で熱弁を振るった。「日本の選挙をあざ笑うような行為だ。非常に憤りを感じる」。元外務省職員の経験をアピールし、「外交の仕事で恩返しをしたい」と訴えた。

 四回目の選挙で初の公認候補となり、企業や団体回りにも力を入れる。「自民党への追い風は感じない。しかし、手応えは出てきた」と実感している。

 斉木武志さんは浜松市浜北区で十三日夜にあった決起集会で「日本の豊かさを取り戻すのが政治の使命だ。私たちは、その答えを出してきた」と呼び掛けた。「消えた年金問題」の回復と、地元での雇用創出への取り組みを強調した。

 集会後には「地域課題の解決への評価は増えている。実績をしっかり訴えていく」と話し、前を向いた。

 河合純一さんは、特定の組織や団体に頼らない「しがらみのない政治」を掲げ、一日に十五〜二十回のミニ演説で増税ストップや脱原発を訴える。渡辺喜美代表や江田憲司幹事長ら党幹部も相次いで駆け付けて応援。五人の候補による激しい論戦の中、「『増税をやめて』との応援を受ける。感触は良い」と手応えを感じる。

 落合勝二さんも、一日に二十五カ所ほどで街頭演説をしながら選挙区全域を回っている。「不公平税制を改めて財源を生み出し、社会保障に充てることや無駄な公共事業の中止などを訴えている」と話す。最近は「頑張って」と声を掛けられたり、握手を求められたりするようになったという。「反応はかなり良い」と力を込める。

 立候補の決定が公示直前になった野末修治さん。初めの一週間はポスターの掲示などに追われたが、十一日から車で選挙区を回っている。街頭演説に加え、老人施設などで飛び込みの訴えをすることも。特に「生活を守り、環境を大切にする」という点を強調している。「頭を使って存在感を示さないと」と気合を入れる。

 河合 純一 37 み新

 斉木 武志 38 民<前><1>

 城内  実 47 自前<2>

 落合 勝二 68 共新

 野末 修治 57 未新

◆維新の勢い 自民警戒 8区

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 十三日夕方のJR浜松駅前で、斉藤進さんは切実さを声に込めた。「自民は国防軍、維新は核兵器の保有に言及している。いとも簡単に憲法が改定されるのは、歴史への冒涜(ぼうとく)だ」

 序盤の世論調査で自公が三百議席超と伝えられると、女性支援者から「怖い」との声が寄せられるという。演説では社会保障政策などに加え、改憲問題も柱に据えた。「日本や国民のことを考えている候補者、政党を心の目で判断いただきたい」と語る。

 塩谷立さんは十二日夜の総決起大会で「大変厳しい選挙。どの政党が安定した政治を実行できるかの選択だ」と支援を求めた。

 陣営幹部は、特に維新の動きを警戒し「維新候補が浜松駅で演説した後、若者ら二百人が『いけるぞ』と声を掛け合った、この姿が怖い」と組織を引き締める。自民優勢と報道されるが、「民主が駄目だから自民というだけ」とラストスパートへの決意をにじませた。

 その維新。源馬謙太郎さんは九日夜、浜松駅前に橋下徹代表代行らを迎えた。聴衆約二千人に源馬さんは「国と地方の仕組みを根本から変える」と力説。終了後には「最初は既成政党が強い。まだこれから、がむしゃらにやるしかない」ときっぱり語った。

 十一日には松井一郎幹事長、中田宏・元横浜市長も浜松入り。経済界や青年会議所、県議時代の支援者らもフル回転し、攻めの姿勢を崩さない。

 小沢一郎氏の私設秘書を務めた太田真平さんは、一日約五十カ所で街頭演説し、消費税増税反対と原発ゼロなどを訴える。知名度不足を克服するため、早朝と夜にも連日駅前であいさつを繰り返す。

 平賀高成さんは、全原発の即時廃炉と消費税増税やTPP(環太平洋連携協定)への反対などを主張。六日は小池晃政策委員長も駆けつけ「日本に最初の原発を造る時から反対し、安全神話を追及してきた共産党」と、多党乱立の中でぶれない党をアピールする。

 塩谷  立 62 自<前><6>

 太田 真平 26 未新

 斉藤  進 42 民前<1>

 平賀 高成 58 共元<1>

 源馬謙太郎 39 維新