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静岡ニュース

投票率の低下懸念 「党が多すぎ選べない」

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 十六日投開票の衆院選は、十五日で選挙戦も残り一日となった。前々回、前回は「郵政民営化」「政権交代」をキーワードに二大政党の激突が注目されたが、今回は十二党が乱立。県内でも六党の三十五候補者が激戦を繰り広げている。一方で、有権者からは「党が多すぎて選べない」といった声が上がり、投票率低下が懸念される。

 「郵政選挙」と言われた前々回(二〇〇五年)は68・81%。「政権選択選挙」の前回(〇九年)は70・81%と、一九九三年(70・85%)以来の70%超えとなった。

 しかし、今回の衆院選公示後の本紙世論調査で「衆院選に関心がある」と答えた人は79・1%にとどまり、前回衆院選調査より11・9ポイントも下落した。十二党もの政党が乱立していることや、公示直前まで新党の擁立作業が混乱し、候補者が有権者に十分浸透していないことなどが影響しているとみられる。

 期日前投票も出足が鈍い。十日現在の期日前投票者数は、前回同時期より一万人以上少ない六万三千五百四十一人。投票率は前回同期比0・32ポイント減の2・06%となった。

 前回の投票率を市町別でみると、最高は川根本町の83・14%で、最低は熱海市の64・45%だった。「年の瀬の選挙は投票率が下がる」という有識者の指摘もあり、県選管担当者は「とにかく投票を呼び掛けていく」と話した。

(本田英寛)