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静岡ニュース

県内でも自民優勢

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 本紙は十二日、第四十六回衆院選(十六日投開票)について、独自の調査に共同通信が十一、十二両日に行った電話世論調査を加味して終盤の情勢を分析した。自民党が過半数の二百四十一議席を上回る勢い。民主党は百議席を割り込む情勢。ただ、共同通信の調査では、四割の有権者が投票する候補、政党を決めていない。今後の選挙戦次第では情勢が変わる可能性もある。

 静岡県内は1、3、7、8区の四小選挙区で調査し、すべてで自民が優勢となっている。選挙戦序盤から「自民王国」復活の勢いを維持しており、政権奪還を目指す党勢を反映した。前回大勝した民主は一転して厳しい戦い。維新は態度未定の有権者の支持が一部離れ、序盤の勢いを失っている。ただ、小選挙区、比例代表ともに半数が投票先を未定としており、投開票日まで情勢が変わる可能性がある。

 支持政党は自民が一位で28・9%(序盤の八小選挙区調査で24・0%)、二位の民主は14・4%(同13・7%)。維新は序盤調査と同じく三位だったが、序盤に比べ1・7ポイント減の9・3%だった。みんなが3・9%、公明が3・3%、未来が2・6%、共産が2・0%で続き、支持なし層が19・8%、分からない、無回答も14・4%だった。

 比例代表の投票先は、「投票先を決めている」と答えた人では、自民が四小選挙区とも一位。民主は「決めている」と答えた人では四区計で二位を確保した。「決めていない」と答えた人にあえて投票先を聞いた結果では、維新が一小選挙区で一位、二小選挙区で二位となり、一小選挙区では自民、民主の同率一位に0・8ポイント差に迫る三位となった。ただ、五小選挙区で維新が一位だった序盤調査と比べ、態度未定の有権者の支持が既成政党に一部回帰した。

 衆院選への関心は「大いにある」と「ある程度ある」の合計は79・1%で、序盤調査より0・5ポイント減となった。

◆投票先 半数超「決めた」

 静岡1、3、7、8区の四小選挙区の調査では、投票先を決めていると答えた人の割合が序盤と比べて増加した。投票先は民主、自民に傾斜する傾向が見られ、第三極勢力はほとんど変化がなかった。

 四小選挙区は序盤調査で、投票先を「まだ決めていない」とした人が小選挙区で57・9%、比例代表で53・1%に達した。今回は小選挙区が46%、比例代表で44・5%に減少し、「だいたい決めている」を合わせて、決めている人が半数を超えた。ただ中部三十小選挙区の平均では、決めている人の割合は小選挙区、比例代表とも六割近くあり、静岡県はまだ迷っている状況だった。

 一方、比例代表の投票先を、決めていない人にも「いま投票するなら」との前提で答えてもらった回答を合わせてみると、二大政党に傾いていた。自民が28・3%(序盤調査時25・4%)、民主が14・8%(同11・4%)とわずかに上昇したのに対し、維新は13・7%(同14・5%)で伸び悩み、みんな5・9%、公明5・3%、未来4%はほとんど変化がなかった。

 また前回衆院選での比例代表投票先を聞いたところ、全体の46・7%が民主に投票したと回答しており、自民は24・6%だった。前回の民主票は、他党に分散しているほか、まだ決めかねている状況がうかがえた。

 【世論調査の方法】 全国300小選挙区のうち、話題区、激戦区などの150選挙区の有権者を対象に11、12の両日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。1選挙区400人からの回答を目標とした。実際に有権者がいる世帯にかかったのは8万4425件、うち6万3181人から回答を得た。