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静岡ニュース

県内主要候補者 第一声(上)

 衆院選が公示された四日、県内八小選挙区には三十五人が立候補した。民主党を中心とする政権の継続か、自民・公明路線への回帰か、または第三極への転換か。有権者が審判を下す十六日まで、十二日間の戦いが火ぶたを切った。政党に所属する候補者が初日、有権者に訴えた声を紹介する。(静岡7区に立候補した未来の党新人の野末修治候補は四日、有権者を前に訴えを行わなかった)

1区

小池 政就(こいけ・まさなり)候補 38 み新

誇りを取り戻す戦い

 今回の選挙は静岡と日本の誇りを取り戻すための戦いだ。日本は今、財政は逼迫(ひっぱく)し、人口は減少。原発は事故を起こし、外国からはなめられ通し。立場の弱い者、年齢が少ない者ほど大きな負担を抱えるようになってしまった。一体、日本はどうなってしまったのか。政治の信頼を回復し、政治のあり方、政党のあり方、日本の行く末を変え、日本をもう一度、世界に誇れる国にする。

上川 陽子(かみかわ・ようこ)候補 59 自元

再生エネにかじ切る

 インターネットを通じて浜岡原発をどうするのかという質問をよく受ける。東日本大震災の津波による事故を見ても、原発を不安に思うのは当然。原発は四十年、百年の計を見ながら、しっかりと決断する。必要な新しいエネルギーや再生エネルギーへとかじを切り、投資をしながら、熱源が多様になるようにしていき、結果的に目指すべき脱原発の方向が実現できるようにしていきたい。

牧野 聖修(まきの・せいしゅう)候補 67 民前

貧困と孤独をなくす

 政財官の癒着を断ち切り、政治とカネの不祥事がないきれいな政治を求めて、三年前の政権交代から改革を進めている。自民党は六十年前の政治のままで古く、第三勢力は政治理念が分からない。改革を前進させる民主党を選んでほしい。私は日本を教育労働立国、経済福祉大国にしたい。額に汗して頑張る皆さんの味方になりたい。貧困と孤独をなくす政治が実現するよう支援してほしい。

河瀬 幸代(かわせ・さちよ)候補 61 共新

暮らしを守る日本に

 暮らしの悲鳴が寄せられている。自民党、民主党が光を当ててこなかったことで噴き出してきた。暮らしを守り、国民の立場で新しい日本をつくるかどうかの選択です。タケノコのように政党が出てきた。政党の根が財界中心、米国言いなりにつながっていないか、見極めてほしい。大学時代に、農業を産業としてしっかり位置付けていた共産党に注目した。たじろがない。堂々と戦いましょう。

尾崎 剛司(おざき・たけし)候補 36 維新

丸刈り政治への原点

 今朝の出発式で頭を刈った。丸刈りには思い入れがあり、中学で生徒会長をしていたとき、丸刈りの校則を改正させた経験がある。それが政治への原点。今の国政の状況をみると、民主党には期待したが、駄目だった。かといって自民党政権に戻るには、どうかと思っている方が多い。そうした皆さまの受け皿として、日本維新の会がしっかりとその役を果たしていけるよう、訴えていきたい。

2区

津川 祥吾(つがわ・しょうご)候補 40 民前

被災地の知見生かす

 政権交代後、全力でこの国を良くしようと、さまざまな問題に正面から取り組んできた。三年前は経済的な理由で学校を辞めざるを得ない高校生が多くいた。私たちは高校授業料の無償化で、そうした子どもたちを減らすことができた。本当に困っている人のために政治はあるべきだ。東日本大震災の被災地で得た知見は地元で必ず生かしていく。皆さんの命を救うため、全力で頑張っていく。

諸田 洋之(もろた・ひろゆき)候補 46 維新

道州制で地方元気に

 地方に財源と権限を委譲して道州制を実施し、地方のことは地方で決められる仕組みづくりをしっかりとやっていきたい。維新が政策を達成してきた大阪での実績を全国にも広げていくと約束する。地方を元気にすることで、子どもたちが夢を持ち、夢のために努力し、夢をかなえられる場所づくりに励む。他党のようなしがらみがないからこそ、国民の暮らしが良くなる政策を思い切り実行できる。

井林 辰憲(いばやし・たつのり)候補 36 自新

長期視点で防災対策

 津波などの防災対策は、長期的なビジョンを早期に示すことが大切。防潮堤を何メートルにするということではなく、目で見て多くの方々が安全と感じられる対策を施していくのが私たちの役目だ。古里を大切に思う気持ちに応えることができる対策が大切。自分が生まれ育った場所に誇りを持てるような世の中をつくっていきたい。まだまだ未熟だが、全力で取り組んでいくことを約束する。

四ツ谷 恵(よつや・めぐみ)候補 60 共新

右傾化は歴史に逆行

 消費税増税に反対するとともに、即時原発ゼロを求めていきたい。いつ東海地震が襲ってくるか分からない今、浜岡原発の再稼働は絶対に許してはならない。国防軍や集団的自衛権行使の容認、核兵器のシミュレーションへの言及など自民党や日本維新の会などは右傾化が顕著。歴史に逆行しているようだ。何としても共産党が議席を伸ばさなければならない。そのための先頭に立っていきたい。

3区

宮沢 博行(みやざわ・ひろゆき)候補 37 自新

日本の再建俺がやる

 まずは経済を発展させる。派遣社員だった時代に思ったのは、普通に頑張れば普通に暮らせる社会の実現。若者が都会から地元に戻り、子をもうけ、祭りや消防団に自然に参加できる地域をつくりたい。今の政治を続けたら日本はどうなってしまうのか。人と人、人と自然が共存共栄できるのが日本。この地元から政治を変え、古里を豊かにする。日本の再建は俺がやるという気持ちで戦い抜く。

岡村 哲志(おかむら・さとし)候補 62 共新

財界のもうけ還元を

 党県原発住民センター事務局長として十三年間、原発問題一筋に頑張ってきた。浜岡原発が動いて、万一事故が起きたら福島どころではない。浜岡は廃炉しかない。3区を全力で駆け回って訴える。廃炉を責任持って貫けるのは岡村しかいない。消費税の増税は国民に負担を押しつけるもので絶対にやってはいけない。財界や大企業はもうけている。それを社会に還元していかなければならない。

小山 展弘(こやま・のぶひろ)候補 36 民前

助け合いの社会構築

 二宮尊徳は「道徳なき経済は犯罪である」と説いた。今回の最大の争点は、復活しつつあるマネーゲーム、新自由主義の路線に戻すのか、それとも助け合いの社会構築に進むのか。ここが問われている。私はセーフティーネットをしっかりつくる。災害対策として学校、住宅の耐震化を進め、産業の空洞化対策に取り組む。医療政策では医師不足解消と医療崩壊を食い止めるべく、全力で戦っていく。

鈴木 望(すずき・のぞむ)候補 63 維新

浜岡廃炉で脱原発を

 浜岡原発は廃炉にするべきだ。その民意を問うため、原発が立地するこの選挙区から立候補した。全国の先陣を切って原発をやめると同時に、最新鋭の火力発電所を建設し、脱原発のモデルケースとなる地域振興や雇用安定に取り組みたい。

 磐田市長を三期十一年間務めた実績と経験もある。原発をやめるという声を全国に示し、原発に頼らない活力ある地域への第一歩を踏み出したい。

4区

望月 義夫(もちづき・よしお)候補 65 自<前>

もう一度国立て直す

 東日本大震災の被災地を復興させようと、不景気の中、二千億円以上の募金が集まった。だが、民主党は震災対応の予算を何に使っているのか。本当に情けない。私たちがだらしなかった面もある。中小零細企業を回ると「来年三月まで持たないかもしれない」という経営者の声を聞く。日本を何とかしなければいけない。私たちがもう一度この国を立て直す。その力を与えていただきたい。

藤浪 義浩(ふじなみ・よしひろ)候補 65 共新

増税中止法案を出す

 アメリカと財界にものをいい、国民の声を聴く。そういう政権をつくり、改革していく。共産党は消費増税中止の法案を出す。所得三百万円の国民に、二十四万円の負担を課すことはできない。原発に関しては、乱立する新党と違い、共産党は戦後一貫して原発建設に反対してきた。核のごみを出さず、原発事故を起こさないためには廃炉しか道はない。日本を戦争へと導く憲法九条改悪も防ぐ。

田村 謙治(たむら・けんじ)候補 44 民前

政界一新する先頭に

 政権の三年間、最初の一年は大臣政務官として官僚を動かし、政策を実現させた。その後は政調副会長として、官僚と戦いながら行政改革、税金の無駄遣いの削減などさまざまな政策を実行させることができた。この戦後最大の国難の時代。一つ一つ政策を断行する、官僚を動かす実力のある政治に変えていかないといけない。民主党再生という次元を超え、政界全体を一新する先頭に立ちたい。

小林 正枝(こばやし・まさえ)候補 41 未<前>

やるべきは行政改革

 多くの方々から不景気の中で消費税を上げないでもらいたいという声を聞く。今、本当に消費税を上げるべきか。家計が苦しい、給料が上がらないのに、消費増税を安易に認めたら大変なことになる。「二〇一五年に10%」は上限ではない。税収が少ないと、国民に負担を強いる前例だ。今やるべきは行政改革で、国が自ら身を切ることだ。世代間に不公平感がある中、社会保障のあり方も見直す。

 注 上から届け出順。年齢は投票日基準の満年齢。届け出党派は民=民主、自=自民、未=日本未来の党、維=日本維新の会、共=共産、み=みんなの党。前元新の別で<前>は比例代表での選出