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長野ニュース

きょう「最後の訴え」

 十六日投開票の衆院選は選挙戦が最終盤を迎え、各候補者は十四日、選挙カーに乗り込んで選挙区内をくまなく回ったり、企業でのあいさつに専念したりと「最後の訴え」に余念がなかった。景気回復や消費増税、原発・エネルギー問題、環太平洋連携協定(TPP)など幅広い課題が争点となった舌戦は、十五日が最終日だ。

 ▽1区

 自民新人は朝、長野市内の交差点でビールケースの上に立ち、通勤客に手を振った。昼間は企業や団体のあいさつ回りに費やし、夕方の個人演説会は「皆が元気に暮らすには、まず景気回復を」と力を込めた。

 維新新人は、JR長野駅前で道行く人と意見を交わす「公開討論会」を開催。政治に関する質問に一対一で答えながら「十年で日本が変わらなければ、この国の将来が危ない」と改革の必要性を強調した。

 ▽2区

 民主前職は、朝から松本市内の電気機器会社前であいさつ。出勤する社員や夜勤を終えて帰宅する社員と、それぞれ両手で握手を交わし「お世話になります。よろしくお願いします」と笑顔で支持を訴えた。

 共産新人は夕方に松本市内のJA支所の駐車場で演説。時折、冷たい風が吹き付ける中で「本物の改革ができる党。内需を活発化させて増税をやめさせる。政治の大転換をつくっていこう」と声を張り上げた。

 ▽3区

 民主新人は選挙カーに乗り込んで、地盤とする佐久市と立科町を重点的に巡回した。道路脇で手を振る支持者らとも握手を交わしながら、「これまでの経験を生かし、国政につなげたいと思います」と声を響かせた。

 みんな新人も、選挙カーでマイクを握った。千曲市内の住宅地では「政治を変えてほしいという思いを国会に届ける所まで、あと一歩」と声をからした。手を振る住民を見つけるとすぐに車を降り、支持を求めた。

 ▽4区

 自民元職は早朝、茅野市内の事業所で演説。厳しい冷え込みで屋外に並ぶ従業員を気遣い、演説後の握手は省略し、手を振りながら車に乗り込んだ。遊説中は軒先まで出てきた支持者に身を乗り出し握手を求めていた。

 未来新人は木曽町福島のコンビニ前で街頭演説。「地域経済を崩壊させる消費増税に反対」と熱弁を振るった後、応援の参院議員と商店街約五百メートルを歩き、経営者や買い物客らの手を握って「お願いします」と訴えた。

 ▽5区

 未来前職は飯田市の大型書店駐車場で街頭演説し、買い物客ら約百人に「増税すれば会社がつぶれ、多くの人が職を失う」と消費増税反対を訴えるとともに、聴衆に駆け寄って握手を求めた。

 社民新人は上伊那地域の道沿いで街頭演説に集中した。行き交う乗用車に向かってマイクを握り、「子どもを放射能、貧困、戦争から守るために、ぶれない政党に一票を入れてください」と声をからせた。

 (衆院選取材班)