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長野ニュース

2区は自民優勢 終盤情勢、投票先未定4割

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 十六日の衆院選投開票を前に、中日新聞社が県内有権者へ十日に実施した世論調査と、各選挙区への取材を加味した結果では、県内五選挙区のうち三選挙区で自民党候補、二選挙区で民主党候補がそれぞれ先行している。ただ、小選挙区で投票先を決めていない有権者が約四割おり、今後の情勢は変わる可能性がある。

◆<1区>

 民主前職の篠原が先行し、自民新人小松は企業や団体回りを精力的にこなして差を詰める。維新新人宮沢、共産新人の武田が追いかける。

 篠原、小松ともにそれぞれの党支持層の八割を固め、支持なし層の動向がカギとなりそう。宮沢は維新支持層の七割、みんな支持層の六割から支持を受ける。武田は共産支持層をほぼ固め、未来支持層の一部からも支持を受ける。

◆<2区>

 自民新人の務台が、四選を目指す民主前職の下条に優勢。維新新人百瀬、共産新人の北村が後に続く。

 務台は自民、公明支持層のそれぞれ九割を固め、支持なし層の三割から支持を得る。下条は民主支持層の七割を押さえたが、支持なし層への浸透が課題。百瀬は維新、みんな支持層のそれぞれ八割をまとめているが伸び悩む。北村は共産支持層の大半を固めた。諸派新人の味岡は支持が広がらない。

◆<3区>

 民主新人の寺島が先行し、自民新人の木内、みんな新人の井出庸が激しく競り合いながら追いすがる。

 寺島は羽田孜元首相から引き継いだ地盤の引き締めを急ぐ。木内も自民・公明の支持層をまとめる。井出庸は、二〇一〇年参院選で得た知名度を武器に支持の拡大を図る。この三人を維新新人の井出泰が追い、共産新人の岩谷はやや苦しい。

◆<4区>

 返り咲きを狙う自民元職の後藤が、再選を目指す民主前職矢崎をリードする。後藤は自民支持層の九割、公明支持層の八割を固める。矢崎も民主支持層の八割を押さえた。

 未来新人の三浦は、未来支持層だけでなく維新、みんな支持層の一部にも食い込んでいる。共産新人の上田は共産支持層以外の支持が広がらない。

◆<5区>

 前回の雪辱を期す自民元職の宮下が安定した戦いを進め、民主から離党した未来前職の加藤は、民主系地方議員の一部から支援を受けるがやや苦戦。公示直前の擁立だった民主新人の花岡は出遅れが響いている。社民新人の池田、共産新人の三沢は苦しい。

(衆院選取材班、敬称略)