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長野ニュース

主な候補者の横顔 <5区>

◆加藤学さん(44) 未前 仕事離れれば良きパパ

 政治家を夢見たのは小学生のころ。「国会見学をした時、あの重々しい雰囲気に触れて国会議員になりたい」と思った。地元で選挙があれば、選挙カーを追いかけるような少年だった。

 本格的に政治家を目指したのは二〇〇四年。当時の小泉政権に「格差を拡大させ、地方が切り捨てられた。地域住民の生活から政治が遊離している」と感じ、民主党の候補者公募に応じた。

 初出馬から七年がたち、地域の祭りや行事にも積極的に参加し「馴染めてきたと思う。おでんには、ネギだれだなと感じるようになった」と笑う。休日は一歳十カ月の長男と過ごす良きパパ。「ガンバロー」をまねする息子を見て「力が湧いてくる」。飯田市上郷黒田。

◆宮下一郎さん(54) 自元 写真撮影や手品に熱中

 元厚相の宮下創平さんの長男。後継を任される予感は若いころからあった。秘書として十二年間経験を積み「男が一生をかけられる仕事だ」と確信した。世襲批判には「政界は実力本位」とかわす。

 カバンには常にコンパクトカメラ。前回選後の三年三カ月間、ファインダー越しに伊那谷をじっくり眺めた。風景や花を撮影してフェイスブックに掲載。「自信作には反応がある」と笑顔を見せる。特技は小学生のころから熱中している手品。「見る人とのやりとりが楽しい」と話す。

 腕前を見せてもらおうとしたが、財布からコインを出すと再び戻してしまった。「人をだますのが得意と思われてはいけない」。座右の銘は「誠実」。伊那市境。

◆池田幸代さん(40) 社新 朝のラジオ体操が日課

 赤穂高校では、太平洋戦争末期に県内へ疎開していた兵器研究所の旧陸軍登戸研究所の実態調査や、探検部では不登校の子どもと一カ月間無人島で生活するなど、活発な少女時代を過ごした。

 日本社会事業大在学中から野宿者の支援活動に参加。過去に虐待を受けたり、病気があったりするなど過酷な過去を持つ野宿者から冬のある日「寒いだろう。コーヒーでも買って飲め」と百円玉を差し出された。「弱い人を容赦なく切り捨ててしまう社会構造を何とかしたい」と思った原点だ。

 尊敬する人物の一人に、公示直前まで秘書を務めた福島瑞穂党首を挙げる。東京都生まれ。朝のラジオ体操が日課で、両親、弟、ネコ三匹と暮らす。南箕輪村。

◆花岡明久さん(33) 民新 幼いころから政治家に

 来年二月に第一子の男の子が産まれる予定。父親になる身として「明日への責任が持てる政治を」と熱く語る。幼いころから祖父とニュースを見るのが好きだった。母の純子さん(59)いわく「昔から政治家になりたがっていた変な子」

 大学を卒業してから党本部職員になるまでの四年間は就職活動がうまくいかず、ビル清掃やスーパーの試食販売といった日雇い仕事で暮らした。その経験から、雇用に直結する経済対策を訴える。

 「道端で運命的な出会いをした」という妻の佳子さん(34)とは昨年結婚した。長野市で生まれ育ち、飯田市など選挙区の5区には縁がなかったが「飯田に骨をうずめるつもり。汗をかいて泥くさく頑張る」と意気込む。東京都中野区鷺宮。

◆三沢好夫さん(68) 共新 母からの教えを土台に

 好きな言葉は「真実一路」。幼いころに父を亡くし、小学四年の時から新聞配達で家計を助けた。「『うそをつかない』『だまされてもだますな』など母の教えが私の土台にある」とほほ笑む。

 伊那市出身。定時制高校に通いながら、市内の精密機器工場で旋盤を中心に機械加工などに携わった。高度経済成長で沸き立つ世相に疑問を感じる中、「自分にフィットした」と、二十一歳の時に共産党に入党した。

 消費増税反対やTPP交渉参加反対、原発ゼロを訴え、「伊那谷で生まれ育ち、地元の声を受け止められるのは自分だと自負している」

 山菜採りやキノコ狩りが趣味で「料理も大好き」という。妻と三男の三人暮らし。南箕輪村。