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長野ニュース

主な候補者の横顔 <3区>

◆井出泰介さん(44) 維新 数字見る専門家として

 政治への興味から参加した維新政治塾で、党の橋下徹代表(当時、現代表代行)の「政策ではなく国の仕組みに問題があるから、政治が機能しない」という言葉に衝撃を受けた。「どの党が政権を担っても政治は変わらなかったが、維新は変えられる」。父親の出身地、佐久市がある3区から出馬を決めた。

 監査法人で二十年間働き、企業や自治体の監査に関わった。「数字を見る専門家として、政策のチェックを担いたい」と意気込む。出馬表明から間もない選挙戦。地方交付税や教育制度改革、自立できる地方づくりなど「党の理念を丁寧に、スピード感を持って伝えたい」と話す。陶芸家の妻、小学生と幼稚園児の娘の四人家族。東京都文京区。

◆木内均さん(48) 自新 野球観戦が趣味の一つ

 東京の大学へ進学した時、周囲の知人が卒業後、ほとんど地元の佐久に帰らない現状を目の当たりにした。「佐久には働く場所がない。いったん東京に出ても、帰ってこられる街にしたい」と、政治家を志して松下政経塾の門をたたいた。

 佐久市議、県議を務めて実際に地方の現場を見ると、市町村・県、国の二重行政の弊害が目についた。「税金を効率的に使うには、国と地方の役割分担が必要」と実感する。

 野球観戦が趣味の一つ。政経塾生時代にアメリカの市役所でインターンをしていた時は、各地の球場を訪ね歩いてメジャーリーグの試合を観戦した。「静かな球場で、球がバットに当たる音が聞こえるのが良かった」。佐久市志賀。

◆寺島義幸さん(59) 民新 県議で地方自治を経験

 政界引退した羽田孜元首相の後援会から、後継指名されて立候補した。県議に初当選する前まで、元首相の秘書も務めた経験もあり「羽田先生の思いを引き継ぎ、国民目線の政治を進めたい」と心に決めた。

 約二十二年間の県議生活では、事故が多かった旧道のバイパスを通すなど、多くの事業に関わった。

 地方自治の経験から「これからの少子高齢化社会を乗り切るには、地方に元気が必要だ」と考え、国政で地元の苦しい現状を少しでも良くしたいと思っている。

 趣味は中学から始めた剣道と水泳。もし夏の選挙だったら「暑がりなんで、羽田先生が続けた(半袖スーツの)省エネルックが良いですね」とほほ笑む。立科町芦田。

◆井出庸生さん(35) み新 記者時代に政治を志す

 NHK記者時代、仙台市のタクシー業界で起こった「業界主導のゆがんだ規制緩和」を取材し、政治を志した。前回参院選で国政に初挑戦したが落選。その後は地道に街頭演説を重ね、支援者を増やしてきた。

 祖父の一太郎氏(故人)は三木内閣の官房長官を務め、おじの正一氏は元厚相という政治家一族に生まれたが「家族には支援を求めず、活動費は貯金とカンパでまかなっている。誰でも挑戦できる選挙戦をやりたい」と力説する。

 集会や演説ではTPP参加や消費増税など賛否が分かれる問題を、丁寧に説明することを心掛ける。名前の由来は「中庸精神で生きる」という意味。「難しいことです」とはにかむ。佐久市臼田。

◆岩谷昇介さん(59) 共新 自然体で“癒やし”の人

 一月の出馬表明以降、ミニ集会と平日朝の街頭演説を重ねてきた。暮らしを直撃しかねないと、消費増税やTPP交渉参加に反対を訴えている。地道な活動を通じて、羽田孜元首相が圧倒的強さを誇った「羽田王国」に少しでも食い込んできた自負がある。

 有権者からは「子どもや孫の仕事がない」という切実な訴えが届く。3区は農業も製造業もある「日本の縮図のような場所」。「普通の人が安心して暮らし、若い人も戻ってきて働けるよう訴えたい」と力を込める。

 自然体の演説に朗らかな笑顔。親しみやすさに陣営も「癒やしの岩谷さん」と命名した。ヘビースモーカーだったが、現在は禁煙中。妻、妻の母と三人暮らし。上田市手塚。

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