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長野ニュース

<本紙世論調査> 1、3区は民主、4区と5区は自民リード

 衆院選の投票日(十六日)を前に、中日新聞社が県内の有権者へ一、二日に実施した世論調査では、県内五小選挙区のうち二選挙区で自民候補が大きくリード、二選挙区は民主候補が先行して他党の候補がそれぞれ追う展開となり、一選挙区は民主と自民が激しく競り合っていることが分かった。比例代表北陸信越ブロックの投票先は自民が首位に立ち、民主が追い上げて日本維新の会がそれに続く展開だ。まだ投票先を決めていない有権者は小選挙区で約六割、比例代表は約五割おり、今後の情勢は大きく変わる可能性もある。

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 【1区】

 四選を目指す民主前職の篠原が先行し、公募で選ばれた自民新人の小松が激しく追い上げ、維新新人の宮沢、共産新人の武田が続く展開。

 篠原は民主支持層の約八割を固め、民間企業、公務員・団体職員の勤労者や主婦層から高い支持を得る。小松は自民支持層の約八割、公明支持層の約五割から支持を集めるが、支持なし層への拡大が課題。年代別では、六十代以上の年配層に浸透する。

 宮沢は維新支持層の約八割、未来支持層の約二割を押さえた。武田は共産支持層の大半を固めたほか、未来支持層の約三割を押さえ第三極支持層の一部からも支持を得ている。

 【2区】

 前回選もぶつかった民主前職の下条と、自民新人の務台が互角に競り合う。共産新人の北村、維新新人の百瀬はやや離され、必死に追い上げる。諸派新人の味岡は苦しい。

 下条は民主支持層の約八割を固め、年代別では二十代、三十代の若年層を中心に支持を集める。務台は自民支持層の約六割を押さえるとともに支持なし層の支持を広げ、年代別では年配層に食い込む。

 百瀬は維新支持層の約四割、みんな支持層の約三割を固め、北村は共産支持層の大半を押さえたが、二人とも支持なし層への食い込みが課題となる。

 【3区】

 先行する民主新人の寺島を自民新人の木内が追い、みんな新人の井出庸、維新新人の井出泰、共産新人の岩谷が続く展開となっている。

 引退した羽田孜元首相の地盤を引き継いだ寺島は民主支持層の約八割を固め、年代別でもまんべんなく支持されている。元県議で佐久地域を主な地盤とする木内は、自民支持層の約八割を押さえて公明支持層にも浸透し、六十代以上の年配者から高い支持を得る。上田、千曲地域での知名度向上が課題だ。

 井出庸は、みんな支持層の約八割を固め、支持なし層の約三割に食い込む。井出泰は維新支持層の約六割、岩谷は共産支持層の約九割を固めたが支持なし層に広がっていない。

 【4区】

 返り咲きを狙う自民元職の後藤が大きくリードし、再選を目指す民主前職の矢崎が追っている。共産新人の上田、未来新人の三浦はやや離されている。

 後藤は自民支持層の約九割を固めたほか、維新支持層の約五割、みんな支持層の約四割と各党の支持層へまんべんなく浸透し、支持なし層も約六割を押さえた。

 矢崎は民主支持層の約八割を固め、未来と社民支持層からそれぞれ約四割の支持を受けるが、支持なし層への広がりが乏しい。職業別には民間企業や公務員・団体職員らを中心に支持を集める。

 上田は共産支持層の約八割を固めたが、支持なし層へは広がっていない。木曽地域を地盤としている三浦は未来支持層の約六割を固めたが、諏訪地域での支持拡大が課題だ。

 【5区】

 雪辱を期す自民元職の宮下が安定した戦いを進め、民主新人の花岡、共産新人の三沢、未来前職の加藤が懸命に追う。前回に続く挑戦となる社民新人の池田はやや苦しい。

 宮下は自民支持層の大半に加え、公明支持層の約七割、民主支持層も約二割を押さえるなど、党派を問わず浸透している。

 十一月二十五日に出馬表明した花岡は民主支持層の約七割を固めたものの、支持なし層に広がっていない。三沢は共産支持層の大半を押さえた。前回は民主から出馬した加藤は未来支持層の約八割、維新とみんな支持層もそれぞれ約三割を固めた。

 池田は社民支持層以外に広がりを欠く。

(衆院選取材班、文中敬称略)