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長野ニュース

維新、準備急ピッチ 選挙初挑戦の3新人

 十二月四日の衆院選公示が迫り、県内の立候補予定者たちは連日、街頭演説や支援者回りに繰り出しているが、日本維新の会から立候補予定の新人三人は今週に入って正式に出馬表明したばかりで、全員が選挙は初挑戦だ。選管への提出書類や選挙事務所の準備など、慣れない作業に追われている。

 「選挙カーは手配してありますか?」

 「一台頼みました。事務所の電話開設も頼んであります。名刺も大丈夫」

 長野1区の宮沢隆仁さん(57)は二十八日、借りたばかりの長野市内の事務所で、スタッフ四人と段取りを確認しあった。

 宮沢さんはノートパソコンでメールを確認しながら打ち合わせ。「供託金の納め方を党本部に問いあわせたが、返事がない。本部も忙しいんだね」と厳しい表情。「とにかく公示に間に合わせないと」と慌ただしい。

 県選管へ提出する立候補届け出に必要な書類は十種類もある。2区の百瀬智之さん(29)と3区の井出泰介さん(44)と合流し、行政書士の助言を受けながら一緒に必要事項を記入した。

 井出さんは二十七日、上田市内に事務所を構えた。電話開設や必要な物品の搬入、街頭演説用マイクの購入はこれから。父親は旧臼田町(現佐久市)出身だが、井出さん自身はなじみがない土地。選挙スタッフは、家族・親類や協力を申し出た友人が務めるという。

 「出遅れは否定できないが、まずは名前を覚えてもらうことが大切。今週末には街頭に出たい」と気を引き締めた。

 百瀬さんは二十八日、三人の中ではいち早くJR松本駅前で街頭演説をスタートさせた。二十九日にはポスター用の写真撮影と、選挙事務所用看板の打ち合わせを終えた。

 「県選管やマスコミに提出する書類の多さに驚いた」と苦笑い。「短期間の勝負は想定内。最後まで一気にやり抜く」と気合を入れた。(衆院選取材班)

◆県政連絡協が支援へ

 前回知事選で阿部守一知事を支援した、会社経営者らでつくる政治団体「県政連絡協議会」(長野市)は二十九日、同市内で会見を開き、日本維新の会が公認した県内の衆院選立候補予定者三人の支援方針を正式表明した。

 宮坂雄平会長は「独自候補の擁立は断念し、維新の会の三人を支援することを決めた」と話した。今後は傘下の「維新政治塾」に県内から参加している塾生と一緒に、遊説や選挙事務所の運営を全面的に支援する。

 会見には、日本維新の会から出馬を表明しているいずれも新人で長野1区の宮沢隆仁氏(57)、2区の百瀬智之氏(29)、3区の井出泰介氏(44)も出席した。

(森若奈)