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長野ニュース

<決選迫る>4区

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 再選を目指す民主前職矢崎公二、返り咲きを期する自民元職後藤茂之、四度目の挑戦となる共産新人上田秀昭の前回選立候補者による争いとみられた長野4区。衆院解散後に「国民の生活が第一」の新人三浦茂樹が正式に名乗りを上げ、新党が絡む激しい選挙戦が予想される。

 前回は政権交代への追い風に乗って議席を得た矢崎。今回は一転して「厳しい戦い」と率直に受け止めるが、マニフェストに掲げた約束の八割は着手・実現したと実績を強調、「改革を進めるか、古い政治を復活させるかの選挙」と訴える。

 任期中は週末になると地元に戻り、各種会合やイベントへの出席、街頭での国政報告と、求心力維持に努めてきた。解散後は支援者へのあいさつ回りにも時間を割き、態勢づくりを急ぐ。

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 四選を阻まれた後藤は、住民の声を聞く機会が十分でなかったとの反省に立ち、この三年間は小集会を精力的に開くなど地元活動に傾注。「行財政改革にしっかり取り組む姿勢を丁寧に訴えてきた」。

 後援会組織も若者を取り込み強化を図った。解散前からは毎朝街頭に立ち、雇用の場の確保など広く政策をアピール。「聞こえのいいスローガンや思い付きでは国は立て直せない。もう一度、責任ある政治をやらせてほしい」と声を上げる。

 選挙区が希望通り地元に決まった三浦は、地方経済の停滞や医療過疎などの問題を指摘し「田舎の気持ちが分かる政治」を主張。地方で生まれ育ち、今も生活している立場をアピールする。

 政策では消費税増税反対、十年後原発ゼロ、環太平洋連携協定(TPP)反対などを掲げる。選挙区内を一巡後、小集会で支持を訴えていたが、選挙が迫り街頭演説に比重を置く。小沢一郎代表の助言で、一日五十回の街頭演説を目指す。

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 上田は「政治が動きつつある挑戦しがいのある雰囲気が生まれている」と意気込む。出馬表明した二月以降三十カ所で小集会を開いた。続けてきたつじ立ちは「解散以降、手を振ってくれる人が増え、励みになる」と手応えを感じている。

 小集会では消費税増税反対、TPP反対、原発ゼロを訴える。TPPは「地域の農業も医療制度も破壊する」と指摘。この点では参加反対を訴えるJAと「一点共闘」し、支持拡大を狙う。

 (敬称略)