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長野ニュース

<決選迫る>2区

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 長野2区は四選を目指す民主前職下条みつに、前回に引き続き出馬する元総務官僚の自民新人務台俊介、共産新人の北村正弘らが挑む。党への逆風で厳しい戦いが予想される下条と、地道な活動で支持を広げてきている務台の対決に、両党との違いを訴える北村らが割って入る構図だ。

 与党として初めて総選挙を迎える下条は「政権交代し、前政権と比べて民主党に何ができたのかということを丁寧に説明していく。一つ一つ反転攻勢をかけていくしかない」と決意を固める。税金の無駄遣い削減や、約千三百万人分の「宙に浮いた年金記録」が回復できたことなど、実績を訴えて支持を広げたい考えだ。

 陣営幹部は「まだ諦めるな、頑張れ、という激励もいただいていて心強い。厳しい評価は真摯(しんし)に受け止め、反省すべきは反省しながら、引き続き前に進めさせてほしいとお願いしていく」と気を引き締める。区内の全市町村に設けた後援会支部をてこに、支持者や無党派層に訴えていく。

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 三年前の雪辱に意欲を見せるのは務台。「争点は個別の政策を実現できるかどうか。民主党は消費増税以外は何も仕事をしていない」と現政権やライバルの下条を批判し、「次は選手交代」と気勢を上げる。

 JR松本駅や事務所前での街頭演説では「長野県の人口ピラミッドは二十代がくぼんでいる。大都市へ進学する若者は、職が無い地元には戻って来ないからだ」と現状を分析した上で、地方分権の推進による地域活性化の実現を訴える。

 逆風が吹き荒れた前回選挙と比べれば今回は追い風。支援者集会での演説や戸別訪問を地道に重ねたことで着実に知名度を高め手応えを感じている。

 今衆院選で議席倍増以上を狙う共産党から出馬するのは北村。街頭宣伝や懇談などで支持を呼び掛ける地道な選挙活動を展開する。

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 前回選挙で民主に投票して裏切られたと感じるものの、自民にも戻りたくない有権者の受け皿の役割を狙う。

 衆院解散が決まった十六日夕には早速、JR松本駅前で街頭に立ち、帰宅途中の会社員らに「原発ゼロ」「消費税に頼らない財政再建」などを訴え、民主や自民との違いをアピールした。今後は遊説の他、支援者やJA職員らとの懇談も予定している。

 北村は「党では早くから解散を求めてきた。待ちに待った衆院選だ」と意気込みを見せる。

 政治団体「幸福実現党」からは党支部長の味岡淳二が立候補する。(敬称略)