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長野ニュース

前職始動、風雨冷たく

 衆議院の解散から一夜明けた十七日、次々とお国入りした前職の立候補予定者は、本格的な選挙戦に向けた作戦会議や、冷たい雨の降る街頭に出ての街頭演説をこなし、市民に三年間の実績を訴えた。

 1区の民主前職篠原孝さんは長野市内で開かれた県連の常任幹事会後、市内で戸別訪問をスタート。自宅にいる市民一人一人に「急な解散で一カ月後には選挙になります。またお願いします」と頭を下げた。

 十軒以上を回った篠原さんは「今日は、あまり文句は言われなかった」と一言。言外に民主党への逆風をにじませた。

 夜は、須坂市内でのミニ集会に出席し、自身の政策を訴えた。

 2区の民主前職下条みつさんも県連の常任幹事会に出た後に地元入り。大町市や北安曇郡の後援会幹部らを集めた選対会議に臨み、選挙戦本番に向けた対策を練った。

 十八日は地元の行事に出席する他、支援者へのあいさつ回りを本格的に始める。

 4区の民主前職矢崎公二さんは、塩尻市の大型店前で強い風雨の中、自ら傘を差して街頭演説した。

 農業者への戸別所得補償制度や高校授業料無償化など民主党のマニフェストの実現例を挙げ、「既得権を壊し生活者の希望をかなえるために改革を推し進めてきた。この改革をさらに前に進めさせてほしい」と訴えた。

 この後、松本市内で労働組合の会合に出席。「厳しい選挙だが、解散で少し風向きが変わった。ここを乗り越えて日本を変えていきたい。やる気満々」と意気込んだ。

 5区の国民の生活が第一前職の加藤学さんは、早朝に東京を出て車で地元入りした疲れも見せず、報道陣の質問に応じた。目まぐるしい第三極の動きについては「どうなるか分からない」と話す一方で、「原発を十年でやめる、消費税増税は阻止する、TPP(環太平洋連携協定)もやらせない。これをしっかりと訴える」と力を込めた。

 この後、雨のため街頭演説は行わず、支持者宅を回ったり葬式に参列したりした。

(衆院選取材班)