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長野ニュース

民主、羽田国交相を公認せず 3区にくら替え

 民主党は十七日、羽田雄一郎国土交通相(参院長野選挙区)が、父親の羽田孜元首相の後を継いで衆院長野3区からくら替え出馬する場合、公認しない方向で調整に入った。野田佳彦首相が掲げる「脱世襲」方針を踏まえた対応。世襲候補が目立つ自民党との違いを際立たせ、衆院選を有利に導く狙いとみられる。

 羽田国交相は、引退表明した元首相の後継として選挙区を引き継いで立候補することを検討している。だが、民主党は二〇〇九年衆院選マニフェスト(政権公約)で「国会議員の世襲禁止」を明記。今回のマニフェストにも盛り込む方針だ。

 首相は十六日の記者会見で「脱世襲政治を推進する。世襲政治家が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する古い政治に戻すことがあってはならない」と訴えた。

 党内には、羽田国交相が離党した上で無所属出馬し、他の党公認候補を立てず結果的に羽田国交相を後押しする案も浮上しており、決着まで曲折がありそうだ。

◆県連は公認申請へ

 民主党長野県連は十七日開いた常任幹事会で、長野3区には羽田孜元首相の後援会「千曲会」が推す後継者を党公認に申請すると決めた。千曲会は十九日に羽田雄一郎国交相を後継者に選ぶことが確実視されている。