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三重ニュース

新人候補悩む“足止め” 3区、相次ぐ市長選で活動できず

 三重3区は、大票田の四日市市と桑名市で相次ぐ市長選が新人候補を悩ませている。市長選の期間中は市内で街頭演説や政党のポスター張り、ビラの配布などが公職選挙法で禁じられているためだ。“足止め”は急な衆院解散の直後から続き、公示日目前の桑名市長選投票日の二日まで思うに任せず、少しでも顔を売りたい陣営は焦りを募らせている。

 解散翌日の十一月十八日、四日市市長選が告示。投票日の二十五日は桑名市長選の告示と重なった。両市はともに有権者数は三割近くを占める。

 自民党が八月に擁立を発表した北海道出身の新人桜井宏さん(56)にとっては、未知の土地。経歴や主張のビラが完成したのは、四日市市長選告示の直前。選挙後から市内の約二万世帯に配り始めたが、回り切れてない。

 安倍晋三総裁の応援演説も市長選の投票日と重なって取りやめに。陣営幹部は「これまでの選挙に比べて、候補者が十分に浸透し切れていない。規則とは言え、時間のロスが悔やまれる」

 共産党新人釜井敏行さん(30)擁立の発表があったのは、四日市市長選の告示翌日。市内のポスター張りを延期し、選挙後に数百カ所に貼るなど急ピッチで作業を進めている。

 一方、民主前職の岡田克也さん(59)は知名度十分。陣営は「大きな影響はない」と語り、ある民主議員も「こちらにとってはメリットの方が大きい」とほくそ笑む。