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三重ニュース

選挙戦準備 急ピッチ 激戦予想の2区

急いで探し出した事務所で準備に追われる候補予定者(手前)ら=鈴鹿市内で

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 民主、自民の二大政党と第三極、共産がぶつかる構図となり、激戦が予想される三重2区。公示を来月四日に控え、立候補予定者らが選挙戦への準備を急ピッチで進めている。

 日本維新の会から出馬予定の珍道(ちんどう)直人さん(45)は知人ら十人ほどに手伝ってもらいながら、契約したばかりの鈴鹿市内の事務所で準備に追われた。2区での擁立を告げられたのは一週間前。「地盤も看板もカバンもない。自ら動くしかない」。作業に追われ、睡眠時間も十分に取れていないが「ゼロからつくり上げるやりがいがある」と疲れを吹き飛ばすように言った。

 当選五回を誇る民主前職の中川正春さん(62)。第三極の出馬には「自分のペースでやるだけ」。四日市市内で支持者にあいさつ回りをした後、夜は四日市市長選候補の応援演説に。閣僚経験を中心に、党としての成果も伝えるように努めるが、逆風を感じる。陣営では「前回『変化』に期待してくれた人の票が第三極に食われる可能性は大きい」と危機感を表した。

 民主前職に対抗するため「若さ」と「企業出身」を前面に戦う自民新人の島田佳和さん(42)。維新には「意識しても仕方ない。自分の足を武器に駆け回るだけ」。朝から自ら車のハンドルを握り、街頭へ。鈴鹿市内の交差点では「産業の空洞化とデフレを止めなければ。民主党政権は国民の生活を苦しめただけだ」と強調。政党乱立には「カオス(混沌(こんとん))状態だ」と批判した。

 共産新人の中野武史さん(38)は三回目の挑戦となり、鈴鹿市出身と地の利があり、着々と準備を進めてきた。「既成政党や第三極との違いを際立たせる」と党の主張が一貫し、ブレがないことを武器に、政党が乱立している今の状況の中で存在感を示したいとの構えだ。四日市市内で党の支部主催の集会三カ所を回り、「脱原発」などの施策を支持者に力強く訴えた。