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三重ニュース

各選挙区顔触れ探る(上) 

 衆議院の解散から1週間を迎え、来月4日の公示が目前に迫ってきた。県内の五つの選挙区でも新たな候補の擁立が相次ぎ、各党とも活動を加速させている。現時点で予想される顔触れを3回にわたって、選挙区事情を踏まえながら探る。(敬称略)

◆5区 

藤田 大助36民<前><1>

三ツ矢憲生61自前<3>

内藤 弘一48共新

 現在の小選挙区制が導入された一九九六年以降、県内で唯一、自民系候補が勝利し続けている。だが二〇〇九年の前回選は民主が二千八百票差まで肉薄。自民と民主の前職同士が再びぶつかり合う。

 四選を目指す自民の三ツ矢憲生は、リクルート事件で有罪となった元官房長官・藤波孝生の引退を受け、二〇〇三年に国土交通省の部長から転身。逆風にさらされた前回は、比例重複を辞退して臨み、県内自民の選挙区議席をただ一人死守した。

 二期目をうかがう民主の藤田大助は、元自民系県議の祖父と父を持つ政治家系。父の秘書などを経て、前回選で初の選挙に挑み、5区では九年ぶりの比例復活を勝ち取った。

 共産は〇五年以来の擁立。初めての選挙となる内藤弘一が立候補を予定している。

◆4区 

森本 哲生63民前<2>

田村 憲久47自<前><5>

中川 民英45共新

 民主と自民の前職同士の戦いはこれまで一勝一敗で、いずれも比例復活を経験している。票差は拮抗(きっこう)しつつあり、共産を交えて三度目の対決を迎える。

 三選を目指す民主前職の森本哲生は、六期務めた伊藤忠治の引退を受けて二〇〇五年に県議から転身。郵政をめぐる自民旋風の中、比例復活で議席を獲得し、〇九年の前回選で競り勝った。

 六期目を狙う自民前職の田村憲久は、衆院議長を務めた伯父の田村元の地盤を引き継いで三十一歳の時に国政初挑戦。伯父のライバルで後に松阪市長や知事を務める野呂昭彦を破って初当選した。前回選は三千二百票差で敗れ、選挙区で初めて土が付いた。

 共産は九年ぶりの擁立で、昨年の津市議補選に出馬した中川民英が立候補する。