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三重ニュース

民主県連、1区の候補者決まらず

 民主党県連は十七日、中井洽氏(70)が引退した衆院三重1区で候補者を決定できなかったことを記者会見で明らかにした。会見に先立って開いた県連の幹事会で全五区の候補者を決める予定だった。 

 記者会見には、金森正県連代表、芝博一参院議員、県議会会派「新政みえ」の三谷哲央代表、連合三重の土森弘和会長らが出席した。

 1区に関して、金森代表は「最終段階に来ているが、少し時間がかかる。できるだけ急ぎたい。この時期だから早く絞る必要がある」と述べた。

 県連関係者によると、十七日、擁立を検討してきた前津市長、松田直久氏(58)を訪ね、出馬を要請したが態度を保留したという。

 1区以外は、前職の中川正春(2区)、岡田克也(3区)、森本哲生(4区)、藤田大助(5区)の四氏を十八日に党本部に公認申請することを決めた。

 政権交代を果たした前回とは打って変わって「逆風」下での総選挙。これまで民主は県連、県議会、連合三重がスクラムを組む「三重県方式」で圧倒的な強さをみせてきた。

 金森代表は「三重県方式の原点に立ち戻って戦いたい」と強調。三谷代表は「今回が一番厳しい選挙。新政みえとしても全力で支えたい」と訴えた。

 一方、選挙を支えてきた連合。土森会長は「民主党との距離感を感じ始めている。もう少し、話し合う時間が欲しかった」と不安をのぞかせた。

(渡辺泰之、南拡大朗)

◆県連代表の金森前議員は不出馬

 民主党県連代表の金森正・前衆院議員(75)=比例東海=は十七日の県連幹事会後、高齢を理由に次期衆院選に出馬しないことを明らかにした。

 金森氏は「一生懸命走ってきたが年齢を考えなければいけない。今後は若い人のエネルギーに賭け、私は縁の下で頑張らせていただきたい」と話した。

 県議と四日市市議をそれぞれ四期務め、二〇〇三年に一度政界を引退。〇九年の衆院選で比例単独で出馬して初当選し、今年十月に県連代表に就任した。

 引き続き県連代表として衆院選では県連の選対本部長を務める。

 この日の幹事会では、引退した中井洽氏があいさつし「解散はもうちょっと遅い読みだった。あと二カ月余裕があれば後継者を選び、態勢を整えていただけた」と述べた。中井氏は退席後、報道陣に「後継者のことは一切関与しない」と語った。 

(南拡大朗)