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岐阜ニュース

4区の4候補、最後の訴え

 衆院選の投開票を翌日に控えた15日、岐阜4区の4人の候補者は「最後の訴え」に声をからした。厳しい寒さで人出の少ない師走の街頭。各候補者は選挙カーを走らせ、マイクを握ってアピールし、国政への思いを熱く届けた。各候補者の選挙戦最終日の表情と陣営の声を紹介する。

◆くさび打つ力ください 今井雅人さん(50)維前

 今井さんは、下呂市役所前で維新の比例単独候補藤井孝男さんとともに街頭演説。午後は美濃加茂市や大票田の可児市でスーパーやショッピングセンターをはしご。「あいまいな政治を続けるか、止めるか。それが今回の選挙のテーマ」と買い物客に呼び掛けた。

 今井さんは「消費税を5%上げても五年と持たない。歳出を削らなくてはいけない」と改革の必要性を強調。「自民党に風が吹いている。大きく勝つと改革は停滞して暴走する。くさびを打つ力をください」と訴え、支持者らと握手した。

 選対本部長の田口利和さん(77)は「民主党離党を残念がる人も多くいたのは事実だが人間性で評価いただき、政治を変えたい思いを集めたい」と話した。

◆9条守り平和な日本を 日下部俊雄さん(64)共新

 日下部さんは、一日かけて大票田の可児市内を回り、スーパー前の歩道などで街頭演説を重ねた。

 「財界の言いなりにならずに、国民の声を反映した原発政策を行う」と原発の即時ゼロを主張。「憲法九条を守り、安全で平和な日本を子どもたちに引き継ぎましょう」と締めくくった。

 環太平洋連携協定(TPP)参加や沖縄米軍基地のオスプレイ導入には反対。「米軍基地への思いやり予算は、思いやる相手が間違っている」と批判し、米国と強く渡り合う姿勢を示した。

 党小選挙区岐阜4区責任者の田中節雄(ときお)さん(66)は「後半は街頭でも手を振り返してくれる有権者が増えた。主張が響いたのでは」と話した。

◆子育て支援し街に活力 熊崎陽一さん(25)民新

 熊崎さんは雨の降る中、選挙カーから降りてお年寄りや主婦など一人一人と握手を交わしながら、地元・下呂市の街中を駆けた。

 下呂での最後の街頭演説には四十人ほどが集まり、最後の訴えに耳を傾けた。「子どもは宝。いつからお金がかかるものとなってしまったのか」と、民主党が進めてきた子育て支援や高校無償化など若い世代を支援する政策の重要性を訴えた。地元に若者を呼び戻し、街に活力を取り戻したいと話し「今日は最後まで死ぬ気で走り回る」と力を込めた。午後は、大票田の可児・加茂地域を回った。

 選対本部長の村上孝志さん(65)は「立ち上がりが遅かったので浸透しきれなかった。関心の薄い若い世代に期待したい」と話した。

◆地域守り強い国つくる 金子一義さん(69)自前

 金子さんは最終日を十二年ぶりに地元の高山市で臨んだ。市中心部のアーケード街を二キロ近く支援者らと歩き「地域を守り強い国をつくる」と訴えた。

 これまで最終日は可児市など南部の大票田を選んできたが、投票率の低迷も予想され、地元の足場を固め直したいと三日前に変更した。市内各地のショッピングセンター前で演説し「前に進める政治をしたい。外交も政治も信頼。それができるのは自民党」と声を強めた。師走の選挙を「地吹雪の中、出ていただいた人に感謝したい。いい訴えができた」と振り返った。

 選対本部事務長の寺地亮平さん(56)は「自民への追い風とは考えなかった。冬で人出は悪かったが、組織固めはできた」と話した。

(衆院選取材班・上から届け出順)