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岐阜ニュース

自民、選挙区独占の勢い 終盤情勢

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 十六日の衆院選で、県内では、自民党が全五小選挙区で議席を独占しそうな勢いだ。中日新聞社の世論調査に取材を加味して分析すると、各選挙区で自民候補が他を引き離し、比例代表も自民優位に進む。ただ、選挙区、比例とも四割以上が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性はある。

 調査は九、十両日に実施。民主、自民、共産各党と「第三極」の候補が争う1、2、3、4区で、有権者計千六百二十九人から回答を得た。

 投票先を決めていないのは小選挙区で四〜五割、比例代表で四割超。一、二両日に全五選挙区を対象に行った公示直前調査と比べ、小選挙区、比例代表で一割強減っている。

 小選挙区をみると、1区は、自民前職野田聖子(52)が、前調査から政党支持なし層の支持を伸ばし、他候補との差を広げた。民主前職柴橋正直(33)も政党支持なし層の三割弱に食い込む。日本未来の党前職笠原多見子(47)、共産新人鈴木正典(49)、諸派新人野原典子(56)は伸び悩む。

 2区は、自民前職棚橋泰文(49)は前調査同様、幅広い年代から支持を集め盤石。続く未来前職橋本勉(59)は政党支持なし層の三割超に浸透し、民主新人堀誠(39)、共産新人高木光弘(53)は厳しい。

 3区は、自民元職武藤容治(57)が自民支持層の九割超を固め、リード。民主前職園田康博(45)は政党支持なし層の支援を前調査から伸ばし、差をやや縮めた。未来新人木村周二(55)、共産新人服部頼義(54)は苦戦。

 4区も、自民前職金子一義(69)が前調査から政党支持なし層の支持を伸ばし、他党支持層の二割前後からも支援を得て圧倒。日本維新の会前職今井雅人(50)は政党支持なし層の半数以上に浸透する。民主新人熊崎陽一(25)、共産新人日下部俊雄(64)は苦しい。

 5区は、前調査と取材から、自民支持層を固めた自民前職古屋圭司(60)が優勢とみられる。前回は民主前職阿知波吉信(49)、共産新人井上諭(45)、諸派新人加納有輝彦(52)を引き離していた。

 一方、比例代表は各区とも、投票先を決めた人のうち四割ほどが自民と回答。民主は一割前後、維新は一〜二割ほどだった。前回と比べると、1、4区は維新が民主を逆転し、自民に続いている。 (敬称略)

(衆院選取材班)