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岐阜ニュース

<いちばん言いたいこと> 5区の候補者

◆井上諭さん(45)共新 増税せずに財政立て直せる

 「原発にTPP(環太平洋連携協定)。解決すべき問題はたくさんある。それでも、まずは消費税増税を止めることが第一」

 無駄な公共事業や政党助成金を見直すことで、増税なしでも福祉の充実と財政の立て直しは可能だと捉えている。

 「景気が後退し、経済も停滞している。増税すれば、町工場などの中小企業や商店街が大打撃を受けることは確実」

 岐阜大工業短期大学部を卒業し、ミシンなどの服飾機器を扱う商社に就職した。当時はバブル経済の絶頂期だったが、この地方には低賃金で働く同世代の若者たちがいた。

 社会全体の雰囲気と身の回りの状況が大きく異なることに疑問を抱いた。「青年が声を発する場所をつくろう」。政治家を志したきっかけだ。

 「政治の主人公は国民。地域で暮らす人々を守り、応援する政治に変えていかなければ」。母と二人暮らし。衆院選は三度目の立候補。

(中川耕平)

◆阿知波吉信さん(49)民前 国会に地元生まれの議員を

 訴えたいのは、脱世襲と脱原発。どちらも「既得権益を壊さなければならない」という点で共通すると考える。

 現在の国会で行われているのは「東京生まれの東京育ちの議員たちによる、東京中心の政治」。自分のように「地元を思い、地元で生まれ育った議員を東京に出してほしい」と呼び掛ける。

 「現実的な脱原発」の立場で、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働には賛成した。大規模な停電が発生したら、社会や経済に支障が出るからだ。ただし「二〇三〇年代までに脱原発を目指す」。資源に乏しい日本が原発に頼らぬためには、新エネルギー開発の時間が必要だと捉える。

 実家は土岐市駄知町の製陶所。高校まで地元で過ごし、早大から郵政省(現総務省)を経て、〇九年に初当選した。「私はたたき上げ。企業でいうならベンチャー」。民主党への逆風を乗り切りたいと考えている。妻、息子二人と四人暮らし。

(畑間香織)

◆古屋圭司さん(60)自前 経済再生で給与所得増やす

 「教育、経済、外交を立て直して日本を再興する」と気炎を上げる。最優先は、経済再生。働く人たちの給与所得を増やすのが、目標だ。そのために必要なのは、デフレと円高からの脱却。日本銀行法の改正も視野に入れ、「政府と日銀の連携を強くする」。東濃の陶磁器産業など、ものづくりへの徹底支援も訴えている。

 教育では、教育委員会制度と大学入試の抜本改革、いじめ対策基本法の制定を掲げる。日米同盟の信頼回復、領土や領海を守る法整備も目指す。課題は山積み。「いずれも日本を取り戻すために欠かせない要素」と言い切った。

 二十代半ばのころ、地域住民から祖父の慶隆さん(故人)が「立派な政治家だった」と聞き、「地域に尽くした祖父のようになりたい」と政治の道を志した。以来、七回当選、経済産業副大臣などを務め、現在は党県連会長。クラリネット演奏が趣味だ。妻、長男と三人暮らし。

(谷口大河)