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岐阜ニュース

<いちばん言いたいこと> 4区の候補者

◆今井雅人さん(50)維前 道州制で税金無駄遣い省く

 地方が主体となり行政運営をする道州制を最重要政策に挙げる。「古くて新しい話。各自治体が自分たちで自由に行政を運営することで、税金の使い方の効率が上がる。個人も地域も国家も自立するべきだ」と訴える。現在の体制では、国と地方の二重行政で、税金が無駄に使われていると指摘する。

 常々言っていることは「競争のない組織に進歩はない」。会社経営者の視点から、国の税金の使い方を「民間だったらつぶされている」と切り捨てる。

 前回の衆院選で民主党から立候補し、比例復活。だが、マニフェストを守らない民主党に不信感が募り離党。政策の一致する日本維新の会で、再び国政に携わると決めた。

 なかなか休みは取れないが、時間があると剣道をしたり、スポーツジムに行ったりして気分転換をする。「娘とお風呂に入ることが最近の癒やし」と一月に生まれた長女の麻絢ちゃんを抱っこすると、父親の顔をのぞかせた。

 (大沢悠)

◆日下部俊雄さん(64)共新 暮らしに密着し政策を判断

 長年の地方議員の経験を基に「暮らしに密着した景気、雇用、医療、年金の改善」を訴える。「それを実現するためには国の大きな枠組みを変えなければいけない。今までのような米国や大企業に寄った政治か、国民の立場に立った政治か。選択してほしい」と有権者に呼び掛ける。

 消費税増税には反対し、原発は即時停止を主張。TPPの参加にも反対する。「それらは即、みんなの暮らしに関わってくるから」。税金の配分も「富裕層に応分の負担を求め、使い道を抜本的に変えないと。今の状況では、地方はますます割を食う」と警鐘を鳴らす。

 高校を卒業したころに地元の小坂町(現下呂市)の人口が減り始め「なんとか町が良くならないか」と政治に関心を持ち始めた。三十一歳で町議に初当選してから地方一筋で、国政選挙は初めて。「今度の選挙の重要性からも、果たす役割の重みを感じている」と広い選挙区を駆け回る。

 (田中一正)

◆熊崎陽一さん(25)民新 地域に合った自然エネ利用

 自然エネルギーをどのように作り、使っていくか。エネルギー政策に重点を置く。

 理想は「その土地に合った自然エネルギー」の地産地消だ。たとえば地元の下呂市萩原町には、谷の水を利用した小水力発電に取り組む人たちがいる。

 「一人一人が、自分たちが電気を使っているんだと意識をすることが大事。一人一人が考えなくては何も進まない」

 地元を離れ、都会から帰ってこない同じ世代を呼び戻したいとの思いもある。寂れていく街が元気を取り戻すためには「若い人が帰ってくるのが一番」。自分たちの働く場は自分たちでつくろうと故郷で企業を起こす若者の支援も考える。

 「政治家は、国民の声をくみ取り、反映させ、国民を豊かにすることが仕事」

 父親の影響で音楽に造詣が深く、早大時代はグリークラブに所属し指揮者を務めた。高校時代は天文部と剣道部に在籍。両親と三人暮らし。

 (大沢悠)

◆金子一義さん(69)自前 公共事業で地方の雇用確保

 地方の景気回復とデフレ脱却を最優先の課題に掲げる。岐阜4区の美濃加茂市ではソニー子会社工場が撤退し、地域に不安をもたらした。「雇用の場が失われている。働く場の確保が政治の役割だ」と強調する。

 民主党が掲げた「コンクリートから人へ」とは一線を画す。「必要な公共事業をやり、地方に金が回るようにする」。製造業が回復できる環境を整えるため、政権を奪還した場合、来年度の予算編成で積極的な財政を組みたい考えだ。

 外交では、沖縄の基地移設問題を契機にぎくしゃくした日米関係の修復が課題。「民主党政権によって外れた安全保障、外交のたがを締め直す」と語る。

 元衆院議員で父の故一平さんの地盤を受け継ぎ、銀行員から政治の道に入り、四半世紀を越えた。心落ち着かせるのは好きな絵画や花を観賞している時。健康づくりのウオーキング場所は高山城跡がお気に入りだ。「四季折々で気持ちいいんですよ」

 (島将之)