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岐阜ニュース

<いちばん言いたいこと> 3区の候補者

◆武藤容治さん(57) 自元 中小企業の実力伸ばしたい

 「国力を取り戻して日本を立て直す」。酒造会社と商事会社を営み、中小企業が多い岐阜3区の経済の疲弊と実力の双方を肌で感じている。

 技術力が高い。東海北陸自動車道で太平洋側と日本海側の両方に直結する地の利もある。「臨海部の工業地帯にも引けを取らない土地柄」。それを生かすためには、販路開拓や広域連携を国が支援する仕組みが必要だ。中小企業が膨大な書類作成に追われる公的支援制度の簡素化も目指している。

 相次ぐ外交問題への危機感から、集団的自衛権が行使できる態勢も目標。「今は友達が襲われても助けられない」。憲法改正も視野に入れ、まずは同盟国が攻撃を受けた場合に日本も応戦できる法案の制定を目指す。

 三十八年間衆院議員を務めた父の跡を継いだが、前回は落選。原点に戻って地元を歩いた。「冷や飯を食って成長できた。今度こそバッジをつけて国政で成果を出す」と話している。

(松崎晃子)

◆服部頼義さん(54) 共新 厳しい経済情勢、増税は反対

 「消費税を上げなくても、社会保障改革は可能だ」。民主、自民、公明の三党合意で進められた増税を徹底して批判する。「今からでも増税を阻止するために立候補した」と訴える。

 消費税増税に反対するのは、選挙区を歩き回って厳しい経済情勢を目の当たりにしてきたから。「生活が苦しい」との相談を、働く人や年金生活者らから毎日のように耳にするという。

 原発は即時ゼロ、環太平洋連携協定(TPP)は絶対反対を唱える。「政治献金を受けていない共産党は、これらの政策課題でも財界や米国に屈しない」と言い切る。

 工業高校を卒業後に各務原市の航空自衛隊岐阜基地に整備士として一年間勤め、共産に入るため十九歳で辞めた。三十六歳から党の専従職員に。候補者を支える仕事が多かったが、全小選挙区に擁立する党の方針で初の出馬を決めたという。大学の同級生と三月に結婚したばかり。

(大島康介) 

◆園田康博さん(45) 民前 被災地復興の空白許されない

 「東北だけの問題じゃない。全国の力を借りたい」。3・11の後、初めての衆院選。被災地の復興を最重要課題に挙げる。

 内閣府政務官、環境副大臣として、福島第一原発事故や震災がれきの処理に携わった。福島入りは三十回以上。震災から一年八カ月たっても四畳半二間の仮設住宅で暮らす被災者を見てきた。

 党への逆風が吹く中、解散後も東京や東北に公務で赴く。「復興に空白を生んではならない。その任にあるのに、自分の選挙だけを優先させられない」

 大学教授だった祖父と父の背中を見て育った。「真理を探究し、成果を社会に還元するのが使命」。自身も二年前まで大学で憲法学や行政学を教えた。

 「政治家も研究者の一種と思っている」とも。社会現象をとらえ、政策や法律、予算配分で形にする。「若者が政治に目を向ければ、社会が良くなる状況ができる」と転身したのは、三十一歳の時。思いは今も変わらない。

(斎藤雄介)

◆木村周二さん(55) 未新 増税凍結し弱い人に優しく

 「人に優しい政治を」。弱い立場の人たちに寄り添い、力になりたいと願う。掲げる政策の柱は、消費税増税の凍結と原発の速やかな廃止だ。

 特に、今回の増税は、所得が低い人への影響が大きいとして強い反感を抱く。円高や日中関係の悪化で、冷え込む経済。「これだけ国民が苦しむ中、強行する必要があるのか」と、マニフェストに載せていない増税を推し進めた民主党政権に批判の矛先を向ける。

 福祉にも思いは強い。母子家庭で育ち、障害のある長男を育てる。特別支援学校のPTA活動で中心的役割を務めた。社会的弱者の立場から世の中を見てきたという。

 だから障害者の就労特別枠や授産施設の拡充も提案する。「ハンディがある人にハンディを感じさせないようにするのが国の務め」が信念だ。

 出馬表明は公示の前日。スタートは大幅に出遅れたが、「必死でやれば、活路は開ける」。選挙戦も、国政も。

(斎藤雄介)

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