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岐阜ニュース

似た訴え、政党乱立も混乱拍車

 「今回ほど迷ったことはない」と漏らすのは、投票を一度も欠かしたことがない高山市名田町、無職長瀬喜代美さん(84)。「次々に政党が出てくるわりには、言ってることは似たようなもの。みんな聞こえがいいことばかり」と思案中だ。

 政党の乱立が困惑に拍車を掛ける。多治見市奥川町、陶磁器販売店員日比野衣里さん(46)は、選挙後の連立や離合集散を見据えて「党同士の連携や協力も考えないと」。安八町西結、看護師小島真規子さん(26)は「どの党でも同じという意識がある。ちゃんと公約通りにやってくれるのか」と疑っている。

 三人の子どもを抱える関市肥田瀬、会社員中村早江さん(37)は子育て施策と原発反対にこだわるつもりだが、投票先はなかなか決まらない。「どの党も具体的なプランを示していない。ただ反対するだけなら前回選挙の民主党と一緒」と厳しい目を向ける。

 若い世代は選挙自体への関心が高まらない。岐阜市折立、岐阜大二年長瀬慶子さん(21)は選挙権を得て初の選挙だが、どんな政党があるのかほとんど知らない。「政治への意識が薄い私たちにも情報や訴えが届く仕組みがあれば、もう少し興味が湧くのかも」と申し訳なさそうに話した。