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岐阜ニュース

<いちばん言いたいこと> 2区の候補者

◆高木光弘さん(53) 共新 財界と米国偏重から脱却を

 「消費税増税、原発、環太平洋連携協定(TPP)。どれも国を左右する大問題」

 論点はとても一つに絞れない。自民党政権も民主党政権も「財界中心」で「米国の言いなり」だから、そこからの脱却を呼び掛ける。

 まずは税制。「税金はお金のない人から搾り取るべきではない。富裕層や大企業から取るべきだ」と強調。「誰もが正社員になるのが当たり前の社会、簡単に解雇されない社会を目指していく」と気勢を上げる。

 次に即時原発ゼロ。「福島の事故は収まっていない。二度とあのような事故を起こしてはいけない。使用済み核燃料を処理する方法もない」。毎週金曜に大垣駅前で行われる原発反対の街宣活動に積極的に参加している。

 中学時代にブラスバンド部に所属。クラシック音楽を好む。座右の銘は「誠実」。大学生だった三十三年前に共産に入党し、現在は党西濃地区委員長を務める。妻と二人暮らし。

 (榊原大騎)

◆堀誠さん(39) 民新 公共事業従事者の賃金向上

 非正規雇用の待遇改善を図る労働者派遣法改正など、訴えるのは党の実績だ。「政党が乱立して混沌(こんとん)としているが、社会保障と税の一体改革などの大きな問題も、経験のある民主党だからこそ取り組める」

 三歳の時に肺炎で父を亡くし、銀行員だった母親一人の手で二人の姉とともに育てられた。管理職に就いた母が、正社員や派遣社員が混在する職場で苦労する姿を見てきた。

 大学時代は就職氷河期。働く人の権利拡大を社会問題として捉えた。公共事業に従事する労働者の賃金向上を図る公契約法、公契約条例の制定を「ライフワークとして推進したい」と意欲を語る。

 環境問題にも関心が深い。「エネルギーと環境が調和する豊かな自然をつなぎたい」。大学卒業後、米国に語学留学。帰国後は国会議員の秘書を計十三年務めた。「いつかは政治家に」との志を抱き続け、初めて出馬を決意した。独身。

 (秋田佐和子)

◆棚橋泰文さん(49) 自前 金融緩和策で景気浮揚狙う

 「少子高齢化の中、経済成長がなければ諸問題を解決できない」。目指すのは、経済の再生だ。「日本を立て直す」

 そのために日銀の独立性に配慮しつつ、強力な金融緩和など景気浮揚の政策を総動員するべきだと主張する。急激に物価が上昇するハイパーインフレの懸念も十分に踏まえた上での見解だ。

 科学技術担当相を務めた経験から、研究開発の投資促進も説く。民主党政権の「二番じゃだめなんですか」という閣僚発言に「一定の分野で世界一が必要」と強く反論する。

 民主の日中外交の失敗も「経済の足を引っ張った」。領土問題には、日本の立場を主張しつつ話し合いを重ねるべきだと考えている。

 一九九六年から連続五回当選。有権者と少人数での対話を重ね「先を見据えて政策を提示してきた」と振り返る。趣味は読書とサッカー観戦。地元に帰るたび「四歳になる娘の成長をすごく感じる」。

 (山本克也)

◆橋本勉さん(59) 未前 10年ですべての原発廃炉に

 「卒原発」が最大のテーマ。「電力会社を国有化し、国が原発を廃炉にしなければ」。その財源についても、日銀法改正や特別会計の埋蔵金捻出(ねんしゅつ)といったアイデアを用意している。十年ですべての原発を廃炉にするシナリオを描き出す。

 民主党時代に党員資格停止二カ月の処分を受けた消費税増税への反対も一貫。「デフレでは、税率を上げても国民の所得が減れば、結果的に税収が減る」との持論がある。安い労働力の流入が失業を招く懸念から、TPPにも慎重だ。

 早大大学院の博士後期課程を単位取得満期退学。国税局や証券会社に勤めた経験から「誤った経済政策に怒りを感じた」。二〇〇九年衆院選に民主から出馬。小選挙区は敗れたが比例復活した。

 同志が次々離脱する中で民主にとどまり、解散直後に離党。「(前回の衆院選で)当選できたのは民主党だったから。その義理は果たせた」。新たな気持ちで国政に挑む。

 (加藤拓)