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岐阜ニュース

知事選、衆院選の陰? 出馬表明は古田さんのみ

県庁(奥)前でも衆院選への投票を呼びかける看板ばかりが目立っている=岐阜市内で

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 衆院選の舌戦真っ盛りだが、忘れちゃいけないのが、年明けの知事選。県政のかじ取り役を決める大切な選挙なのに、今のところ出馬を表明したのは三選を目指す現職の古田肇さん(65)だけだ。一月十日の告示が一カ月後に迫る中、衆院選の影響もあって、対抗する候補者擁立の動きは進んでいない。

 「早く知事選の候補を決めたいが、現実には衆院選が終わってからですかね」。過去六回連続で知事選に候補者を立ててきた市民団体「県民が主人公の岐阜県政をつくる会」の松本稔代表委員(78)がぼやいた。

 共産党県委員会など二百以上の団体で構成。八月から政策をすり合わせ、十一月二十五日に知事選の候補者を発表する段取りを組んでいた。ところが、その九日前に衆院が突然の解散。

 特に共産は当面、知事選どころでなくなった。二〇〇九年の前回衆院選では岐阜2〜5区に候補者を立てなかったが、今回は県内の全五選挙区に擁立。

 松岡清県委員長は「知事選を無投票にはしない。年内に候補者を決める」としながらも「まずは衆院選に全力投球」と話している。

 一方、古田さんも、本格的な始動は衆院選の後になる。今月十五日に予定していた選挙事務所開きがたまたま衆院選の投開票日(十六日)の前日にあたるため、二十二日に延期した。マニフェスト(選挙公約)は公表したが、周囲の民主、自民両党の議員らは衆院選にかかり切りになっている。

 (斎藤雄介、中野祐紀)