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岐阜ニュース

20人が出馬表明 党派名出そろう

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 四日公示、十六日投開票の衆院選で、県内では二十人が出馬を表明している。十一月十六日の衆院解散の後、二人が加わった。第三極が次々と合流を重ねて複雑な構図だが、新党「日本未来の党」が公認候補を正式に発表した二日、各立候補予定者が選挙戦で掲げる党派名が、ようやくすべて固まった。

◆1区

柴橋 正直33 民前(1)

野田 聖子52 自<前>(6)

笠原多見子47 未<前>(1)

鈴木 正典49 共新

野原 典子56 諸新

 前回この区を制した柴橋に、雪辱を期す野田、小選挙区は初挑戦の笠原、新人の鈴木と野原が入り交じる激戦区。

 柴橋は街頭演説や集会を重ね、社会保障と税の一体改革を例に「先送りせず決めるべき事を決めてきた」と与党の実績を強調。強固な後援会組織を持つ野田は、ミニ集会で子育て世代など若い女性層を取り込み、公共事業の推進による経済対策を訴える。

 消費税増税に反対し民主を離党した笠原は、「増税反対」「脱原発」を訴え、支持拡大を図る。鈴木は護憲や即時の原発ゼロなど、他党との違いをアピールする。

◆2区

堀   誠39 民新

棚橋 泰文49 自前(5)

橋本  勉59 未<前>(1)

高木 光弘53 共新

 前回競った前職の棚橋と橋本、元国会議員秘書の堀、共産地区委員長の高木が出馬を予定している。

 解散五日後に出馬を表明した堀は、エネルギーと環境が調和する社会の実現や働く人の権利拡大を訴え民主の実績を力説している。

 前回獲得した十二万票からの上積みを狙う棚橋は、ミニ集会や企業回りなどを通し、経済対策の重要性を訴えている。

 民主を離党して未来に党籍を変えた橋本は、既存政党との政策の違いをアピールし、脱原発を強く主張する。

 高木は消費税増税反対や原発ゼロ、格差解消を街頭などで呼び掛けている。

◆3区

園田 康博45 民前(3)

武藤 容治57 自元(1)

服部 頼義54 共新

 前回初めて小選挙区を制した園田に、三年余の浪人生活を過ごした武藤、初出馬の服部が挑む。ほかにも、未来から出馬を探る動きがある。

 園田は環境副大臣の公務で東京と地元を往復し、震災からの復興が最重要課題と強調。社会保障制度改革など与党として進めた施策の継続を訴える。

 武藤は支援者回りや三十人規模のミニ集会を精力的に重ね、外相などを務めた父・嘉文(故人)から受け継いだ地盤固めに余念がない。

 服部は出馬表明が遅かったものの、街頭演説を繰り返している。消費税増税の中止や原発の即時廃止、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加反対を呼びかけている。

◆4区

熊崎 陽一25 民新

金子 一義69 自前(8)

今井 雅人50 維<前>(1)

日下部俊雄64 共新

 民主の風が吹いた前回も北部を中心に固い支持基盤を守ってトップ当選した金子に、熊崎、日下部、今井が挑む構図。

 金子は積極的な予算編成による雇用の創出を強調し、後援会をフル活用して支持を固める。

 熊崎は自然エネルギーの活用を軸に訴え、人口の多い可児加茂地域を中心に街頭演説で知名度向上に努める。

 今井は税金の使い方の効率を上げるとして、道州制の導入を重視。支援者回りのほか、平日早朝の街頭演説もこなす。

 日下部は広い選挙区内で精力的に街頭演説。TPP交渉の参加反対などを訴え、支持を呼びかけている。

◆5区

阿知波吉信49 民前(1)

古屋 圭司60 自<前>(7)

井上  諭45 共新

加納有輝彦52 諸新

 前回は阿知波と古屋の一騎打ちだったが、今回は井上と加納が加わる。

 阿知波は二○三○年代の原発ゼロ実現を訴えつつ、連日の街頭演説で政治家の世襲を批判。経済政策では、公共事業から基盤技術への投資、推進を呼び掛ける。

 七期を務め、保守層の支持を集める古屋は支援者回りで地域を奔走。十一月に安倍晋三総裁が来県した際は親密さをアピールした。デフレと円高の脱却を訴える。

 井上は「国民の暮らしを守ることができない」と消費税増税の中止を求める。原発は「即時撤廃」を掲げている。

 文中敬称略。掲載は衆院解散時の党派の勢力順。<前>は前回の比例の当選者。丸数字は当選回数。

(衆院選取材班)