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岐阜ニュース

「日本未来の党」の公示直前設立に批判も 県内他党

 二十八日に正式に政党設立を届け出た「日本未来の党」。全国では前衆院議員と参院議員の計約七十人が合流するとみられ、一挙に民主、自民に次ぐ三番目の勢力となる。県内でも衆院選の立候補予定者二人が合流を予定。公示直前のドタバタ劇で、他党からは「烏合(うごう)の衆」と強い批判が上がる。

 「選挙で当選するための動き。国民を愚弄(ぐろう)している」と語気を強めるのは公明党の岩花正樹県代表。「もともと、意志や意見が違う人間が集まって一緒に政治ができるのか。国民は見抜かないといけない」と苦言を呈する。

 自民党県連の猫田孝幹事長は「あれだけたくさんだった政党の数が少し減ったってのはいいことじゃないか」と皮肉を込めた。民主党県連の渡辺嘉山幹事長も「第三極って言うけど、『維新』と『未来』と『みんな』のただの三極になったよね」。

 反原発や環太平洋連携協定(TPP)反対など、未来と主要政策の共通点が多い共産党。県委員会の松岡清委員長は「合流や解党を繰り返してまともな政党になれるか。共産党は九十年間、どんな迫害にも屈せず闘ってきた歴史がある」と力を込めた。

 同じ第三極の日本維新の会から岐阜4区で出馬予定の今井雅人さん(50)は「右寄りの党が多くなっている中でリベラルな党ができたのは、一般論として国民にとっては悪くはないと思う」と分析。「本心から政策が一致して集まったのか、有権者は見極める必要がある」とけん制した。

(多園尚樹)