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岐阜ニュース

民主の混乱象徴 2区、新人とくら替え前職激突へ

 衆院選の岐阜2区は、民主党が擁立にこぎ着けた新人の堀誠さん(39)と、民主から減税日本にくら替えした前職の橋本勉さん(59)が衝突し、民主の混乱を象徴する構図となった。現時点で出馬を表明したのは計四人。公示(十二月四日)まで二週間を切ったが、ほかにも擁立模索の動きがあり、乱戦になりそうだ。

 「お互い訴えることがある。正々堂々とやるだけ」。岐阜市内の県連事務所で二十一日、出馬会見した堀さんは、橋本さんともぶつかる選挙戦に向け、報道陣に淡々と話した。

 橋本さんは民主党時代に消費税増税など党の方針に反対。地元の地方議員や支援団体との関係も冷えきっていた。このため、地元の地方議員は「前回選からの三年間(橋本さんと自分たちが)一丸となった活動は一度もなかった」と反省。堀さんの擁立を機に「マイナスからのスタートだが、結束してやっていくしかない」と力を込めた。

 一方、二十日に減税日本の公認候補に決まった橋本さんは「受けて立ちたいという気持ち」と前職の余裕をのぞかせる。支援組織は割れ、移った減税日本も日本維新の会との距離が縮まらないが「政策面で差をつける。自分の特色を前面に出す」と意気込んだ。

 他陣営は冷めた視線を送る。共産新人の高木光弘さん(53)は「戦いに変化はない」と意に介さない様子。前回選で岐阜2区を制した自民前職の棚橋泰文さん(49)は「ほかに誰が出てもこれまで通り、しっかり政策を訴えたい」と話した。

(衆院選取材班)