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岐阜ニュース

20代男女7人の争点は

 脱原発、消費税増税、憲法9条改正、環太平洋連携協定(TPP)…。今回の衆院選にはさまざまな争点があり、その多くは今の世代だけでは片付きそうもない難題ばかりだ。県内各地の街角で20日、20代の男女7人に聞いてみた。あなたにとって一番大事な争点は何ですか?

◆地方良くして

 岐阜市の岐阜聖徳学園大経済情報学部3年勝山博史さん(21)

 若者が投票しないからか政党が掲げるのは高齢者向けの政策が多いと思います。経済など夢がある政策がいい。政治家は「日本を良くしよう」と言うけど、地方が良くなってこそ。例えば岐阜県は観光や教育など将来のプランが見えない。突出した特色があった方がいい。議員は国だけでなく、国から地方のことを考えてほしい。

◆脱原発譲れません

 岐阜市の岐阜大教育学部二年森有紀子さん(20)

 脱原発は譲れません。世界中で話題になるような大問題を中ぶらりんにするのは駄目。原爆と原発事故を経験した国だし、技術もあるはずです。新しい首相は世界に胸を張れる原子力政策を打ち出してほしい。今すぐなくすのが無理なのは分かっているけど、「将来はゼロにする」と約束してくれる政治家に投票するつもりです。

◆経済の安定を

 高山市の森瓦店社長森孝徳さん(28)

 最も大事なのは、経済政策。10年後、20年後の日本の明確な理想図が描けているかどうか。今は雇用は少ないし、給与水準も低い。同年代と話すと「希望が持てない」という声が出ます。頑張ったらその対価がもらえるような、経済的な豊かさが必要。僕たちの世代の少々の負担は仕方ありませんが、子どもたちの未来のために経済を安定させてほしい。

◆税金の使い道不信感

 海津市の会社員伊藤えりかさん(28)

 正直、党がたくさんありすぎて、何が何だかよく分かりません。でも消費税は、できれば上げてほしくないと思っています。税金の払い損にならないように、将来絶対返ってくる保証があればいいのですが。今はどこに使われているのか分からないという不信感が根強いです。復興予算の使い道を見て、余計にそう思いました。

◆増税し助け合おう

 関市の中部学院大人間福祉学部四年島村夏海さん(22)

 大学で福祉行政を学んでいることもあって、社会保障と税の一体改革は考えます。高齢者が増えれば、結局どこかで負担が増えます。ちゃんと使われるなら、増税して助け合うべきだと思います。反対する人も多いので、しっかり考えてほしい。震災復興も大事。でも、総理がころころ代わるし、次の政権も同じですよね。

◆税上げないで

 土岐市の多治見市陶磁器意匠研究所2年成瀬厚介さん(28)

 大事な争点は消費税増税。生活を直撃するからです。地場産業の陶磁器業界に元気になってほしいけれど、税が上がると、陶器も売れなくなるから心配。私はたばこを吸うので、たばこの税も上げてほしくない。政治家はうそをつかないで。政策がころころ変わるたび、私たち国民は影響を受けて振り回されるから。

◆増税納得いく説明を

 岐阜市柳戸、岐阜大教育学部四年安本圭さん(22)

 争点は消費税増税。生活に直結する問題なのに、よく分からないうちに増税が決まってしまったから。納得できる説明を聞きたいです。他に財源確保の方法が無いのか、なぜ増税が必要なのか。選挙で賛成派と反対派の具体的な説明を聞き、もう一度よく考えたい。私には、収入に関係なく課税する消費税の増税が良いとは思えません。

(衆院選取材班)