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岐阜ニュース

維新、岐阜4区に今井さん

 日本維新の会が十七日発表した衆院選の一次公認候補に、岐阜4区の前職今井雅人さん(50)が入った。愛知4区への転身が取り沙汰される中での地元出馬。「第三極」の中核である維新が岐阜にも進出した格好だが、対決する他党の立候補予定者らは「臆することはない」と強気な姿勢をみせている。 

 「自分のことを淡々とやるだけ。戦うのが楽しみ」と強調するのは、民主新人の熊崎陽一さん(25)。ただ、浮動票の争奪戦が激しくなることを気にかけた。

 自民前職の金子一義さん(69)は「どんな選挙でも全力で臨み、必ず勝つ気で戦う」。共産新人の日下部俊雄さん(64)は「本来は熊崎さんの民主票の一部が今井さんに流れ、自民有利に働く可能性もある」と推測する。

 今井さんは二〇〇九年八月の前回選、民主党候補として岐阜4区から出馬して比例復活。今年九月に離党届を出して除籍となり、維新に合流した。

 愛知での出馬も検討したが、本紙の取材に「やはり地元に愛着があり、地元のために働くという思いが強かった」。維新との合併が決まった「太陽の党」所属で、4区を地盤とする藤井孝男参院議員(岐阜選挙区)の支援に期待している。

 これに対し、「4区は保守層が多い。藤井さんから指示があっても、支援者全員が今井さんを応援するだろうか」と疑問を呈するのは、自民県連の猫田孝幹事長。一方、公明党県本部代表の岩花正樹県議は「ほかの少数政党がさらに維新へ合流すれば、『第三極』の風は強くなるだろう」と今後の動きを注視する。

(衆院選取材班)