文字サイズ

愛知ニュース

「一票でも」寒空響く 9、10区

 次の政権を選ぶ衆院選。戦いが終わる日、それぞれの陣営の訴えは一段と熱を帯びた。選挙戦最終日の十五日、西尾張の中心街や住宅地を駆け回った候補者たちの主張に耳を傾けた。

◆10 区

 ■経済を活性化

 自民元職の江崎鉄磨さんは日中、一宮市内の量販店などを多く回り、支持を訴えた。

 最後の街頭演説先に選んだJR尾張一宮駅前では、10区の経済活性化を重ねて主張。「社会基盤と交通アクセスの良さを生かし、人と企業を呼び込む。選挙目当てで政策のない第三極に政権は任せられない」と訴えた。

 ■平和憲法守る

 共産新人の板倉正文さんも一宮市内を重点的に回った。午前十時には同市瀬部のスーパー前で演説し、自民党や日本維新の会による憲法九条改正の動きを批判。「軍事力を行使するのが外交力と言えるのか。粘り強く話し合いで解決するために、平和憲法は守らないといけない」と声をからした。

 ■10年で廃炉へ

 未来新人の高橋一さんは「『3.11』が残した教訓は原発をもうやめること。プロセスを踏んで十年後をめどにすべて廃炉にする」。一宮市内のスーパーを回り、買い物客に「消費税10%になると、みなさんの買い物かごから品物が一つ減る。わが党は消費増税の廃止法案を出す」と支持を呼び掛けた。

 ■人重視を堅持

 「逆風に吹き飛ばされそうだが、民主党を投げ出さない」と、厳しい戦いをあえて口にしたのは民主新人の松尾和弥さん。「コンクリートから人への理念と逆行する自民党政権に戻してはいけない」と声を張り上げた。三十九歳の若さをアピールしながら一宮市内の商店街を歩き、知名度不足を挽回した。

 ■癒着から脱却

 みんな前職の杉本和巳さんは一日中、選挙カーで選挙区をくまなく走って支持を呼び掛けた。午後七時すぎからJR尾張一宮駅前で演説。「税金が一部政治家と業者、官僚だけに回り、一千兆円の借金ができた。癒着だらけの古い政治に戻すのか。しがらみがなく、ぶれないみんなの党を」と訴えた。

◆9 区

 「国政の窓口になれるよう、命懸けで頑張る」。稲沢市内で声を振り絞ったのが自民新人の長坂康正さん。市内を精力的に回った。

 

 共産新人の松崎省三さんも稲沢市を中心に街頭演説を展開。「原発は直ちに廃止。国民の声を国会に届ける」と力を込めた。

 未来新人の井桁亮さんは「原発、増税反対」「原発再稼働反対」の看板を載せた選挙カーのハンドルを自ら握ってアピールした。

 民主前職の岡本充功さんは各地の商業施設の前に白衣姿で登場。「地域医療を良くしてきた。医師出身の私を選んで」と訴えた。

 「維新の会が政界に新しい風を吹き込み、地方分権を進める」。維新新人中野正康さんは人が集まる公共施設などで支持を求めた。

(衆院選取材班、記載は届け出順)